■ 2年算数 思考の言語化 (8月30日)
2年教室を覗くと、算数の最中。
子どもたちが何とか自分の考えを言語化しようと頭をひねっています。
問題はこれです。
教科書の前のページには、ゆいさんとひろとさんの水筒のイラストが描かれています。
それをみると、明らかにゆいさんの水筒の方が大きいのです。
イラストで小さい水筒の方にコップの水はたくさん入る。さあ、この矛盾に、そもそも子どもたちは気付くことができるのか⁉
とは言え、2年生は「前のページのイラストではゆいさんの方が大きく描かれているから、大して問題意識を持たずに「ゆいさんの方がたくさん入る」と結論付けて安心しています。
担任は子どもたちに8杯と6杯に着目させ、子どもたちに揺さぶりをかけます。
すると、頭の中でぼんやりしていたことを一生懸命言語化しようと、身振り手振りを交えて話し出しました。
また、筆箱の中から色鉛筆を取り出して頭の中を説明しようとする子も現れました。
少しずつ考えが形になりそうなところ、教師は今一度揺さぶりをかけ、子どもたちの確実な理解を促します。
そのような対話を続けているうちに、子どもたちの理解は深まっていき、最終的には「大きさの違うコップで○杯分といっても比べることはできない」と結論付けました。
日々の授業の中の、小さな一コマ。
でも、子どもたちは着実に一歩一歩進んでいます。
■ 6年国語 詩の技法に、作者の思いを読み取る (8月30日)
6年教室では国語の勉強中。
教材は、教科書の『せんねん まんねん』という詩です。
この詩の中には主に3つの技法が使われています。
「擬人法」「反復」「敢えてひらがなで表記」。
それぞれ作者のどんな思いが込められているのか、子どもたちは自分のイメージを交流し合って、技法による効果について理解を深めました。
さっと読み飛ばしちゃえば気付かないような、細かいところに着目することで、深読みする楽しさを子どもたちは味わったのじゃないかしら?
6年生、高度な勉強しとるねー。
■ 3・4年工作 「空容器の変身」 (8月30日)
3・4年生が図工で工作。
空の紙容器を切ったり貼ったり、粘土をくっつけたり。
一心に工作に没頭していますが、どこの子もとても楽しそうです。
喜び、愉しみからも、優れた芸術作品が生まれるんですよねー、きっと。
どんな作品が出来上がるのかしら。楽しみ。
■ 身体測定&保健指導 (8月29日)
毎学期の初めに行われる身体測定。
身長と体重の測定後、何人もの子どもたちが「校長先生、僕○センチも伸びました!」など自分の成長を嬉しそうに報告してくれました。
また、計測の前には養護教諭による保健指導も行われました。
夏休み明けのこの時期、まだ学校があるときの生活リズムに乗り切れていない子どももいるであろうことから、身体をギアチェンジするための方法などについて話をしました。
子どもたちが夏休みの間に手がけた、養護教諭渾身の力作であるスーパー教材がこの保健指導でさく裂しました!
様々な仕掛けがあるいくつもの教材に、子どもたちは、わくわくどきどき、興味津々。
みんな顔に「仕掛けを動かしてみたーい」と書いてありますよ。
加えて、養護教諭のクイズを交えた話もあり、この時間の保健指導は子どもたちにとって大きな学びになったことでしょうね。
■ 6年 赤泊小のp4cと言えば・・・ (8月29日)
6年生が「p4c」について話し合っていました。
この日、6年生は自分たちが行っている赤泊小のp4cの特徴は何か考えていたのです。
子どもたちの発言をいくつか紹介します。
「p4cをしているときの集中力がすごい」
「p4cは大体長く続く」
「p4cをしていて、長い文章を書けるようになった」
「様々な人を呼んで、私たちもたくさん意見を出して、考えを深めている」
「みんな何かしら考えている。考えていない人がいない」
「私たちは全員が話すし、全員が聞く」
「問いとみんなの発言とのつながりを意識している」
「全校p4cをしている」
「(校長室前にある)『問いの壁』に思いついた問いをみんなが書いているし、よく見ている人がいる」
「雰囲気がいい」
「私たちにはセーフティがある」
「先生も参加する」
「先生がいなくても、私たちだけで25分くらい話し続ける」
「ファシリテーターをみんなで行うなど、子どもたちだけで進める」
「「○○さん、どうですか?」と挙手していなくても、コミュニティ・ボールを投げてp4cに「招待」する」
「様々な人から問いがたくさん出る」
「p4cをしていると、校長先生が来る」(ははははは。)
・・・
まだまだあるのですが、これらはきっと「このp4cは自分たちのもの」という学びのオーナーシップが基盤にあるからこその発言なのだと思います。
一旦p4cが始まると、子どもたちも教師もその中に自らを投機するがごとくどっぷりと浸かります。
その中で、考えることを愉しみ、参加者とつながることを喜び、そして自分の存在を認めてもらい、他者の存在を認めることによって、互いにケアし合う。
p4cがもつ、こんな側面を子どもたちはしっかりと感じ取っていたのだなあと感じます。
当校の重点目標は「問い続ける ともに学ぶ 自己を見つめる」です。
担任とは3つ目の「自己を見つめる」を私たちがもっと意識し、そのような場面を設定することにより、より教育的効果は上がるのではないか、そんな話をしました。
今の段階でも十分素晴らしいと思うのですが、自己認知能力あるいは自分が所属する集団に対する認知が深まり、それを言語化することができれば、もっとすごいことになるのでは、と大きな期待を抱かざるを得ない、そんな6年生の話合いでした。
私、もう、涙が出そうです。
■ 全校p4cの問い候補 ~投票が始まりました~ (8月29日)
「問いの壁」には、全校p4cで話し合いたい問いがたくさん貼られていました。
これらの問いは、なんと子どもたちが自主的にどんどん貼っていったものなのですよー。すごいですね。
2学期の始業式で校長が呼びかけ、これらの問いの中から全校p4cの問いを確定するべく、全校児童及び教師が一人1票ずつの投票が始まりました。
問いを書くときも楽しいのでしょうが、選ぶのもまた楽しそうです。
結果は後ほどご報告することにしますが、まずはどんな問いが候補になったのかお知らせします。
・「ふつう」って何?
・なんで泣いたら、みんなが「大丈夫?」って言ってくれるの?
・みんなはこの学校を、どんな学校だと思いますか?
・どうして地球環境が悪くなるのか?
・「さん付け」されるのが嫌な人に対して、「さん付け」をするのが礼儀?しないのが礼儀?
・なぜ血があるのか?
・なぜ蚊は刺すのか?
・地球はどうやってできたのか?
・ラッキー7の意味は?
・野球とバスケのどっちが好きか?
・野球とバレーとバスケでは、どれがやりやすいか?
・「どこでもドア」で一か所行けるとしたら、どこがいいか?
■ 哲学的な始業式 (8月28日)
2学期がスタートしました。
始業式では各学級の代表の子どもたちが、夏休みと2学期をテーマに堂々と発表。
さらに、その後に子どもたちが歌う校歌の伸びやかなこと!
本当に、私、2学期、初うるうるでした!
さて、校長講話ではp4cや道徳教育に関する少し哲学的な話。
さらに生活目標についても担当教師から、これも哲学的な話をしました。
8・9月の生活目標は「時間だ 着席 さあ勉強」。
担当教師の第一声は「時間があるのはなぜでしょう?」
かー!しびれますねー!
さらに教師は「自分は人が集まるため」と考えると言った後、「時間を守るよさとは何でしょう?」と問い掛けました。
この哲学的な問いかけに対し、何人もの子どもたちが果敢に考えを表明していきました。
いやー、2学期のスタートからフルスロットルの哲学対話!
すごいなー、教師も子どもたちも。
さらに、子どもたちが等間隔に並ぶ姿も、一心に聞き入る姿勢も素晴らしい!
■ 学級活動 スナップ(8月28日)
始業式後の学級活動。
夏休みの思い出を順に発表したり、早く発表したくてじゃんけんで順番を決めたり、2学期の予定について担任の話を聞いたり、教科書や配付文書を受け取ったり・・・。
写真だけになりますが、どうぞご覧ください。
■ もうすぐ2学期!(8月25日)
長かった夏休み。
今年の夏休みは暑かったですね。
* 私は日焼けで、たぬきみたいな顔になりました。それと・・・、あ、ムカデに足をかまれました(とほほ)
さて、学校職員にとっては、夏休み最後の勤務日。
始業式に向けて、子どもたちを迎える準備に余念がありません。
学校職員一同、首を長~くして、子どもたちを待っていますよ。
みんな、はりきってお出で―。
■ 校内職員研修 (記事更新8月25日)
夏休み中、何回となく学校職員は研修を重ねました。
8月24日は新潟大学の豊田先生と、下越教育事務所の平野先生を講師にお招きして、職員同士で対話しながら考えを深めました。
当校の教育活動は子どもたちの主体性、学びのオーナーシップを重視しています。
だからこそ、教員のサポートが一層難しくなります。
しかし、子どもたちがう~んと頭をひねりながら、一生懸命考える姿って、私たちにとっては大きな喜びになるのです。
その結果、「あ、そうか!」とか「わかったー」なんて言葉が聞けるともう最高!
2学期の職員一同子どもたちの充実した学びのために、健やかな成長のために精いっぱい努めます。
ご支援、どうぞよろしくお願いいたします。
■ 校舎内の掲示物 (8月18日)
今までも校舎内の掲示物を紹介してきましたが、赤泊小学校の校舎内にはまだまだカラフルな掲示物がたくさんあります。
カラフルじゃないのもありますが。ははははは。
いくつかご紹介します。
■ 大人の蔵出し 介助員篇 (8月17日)
夏真っ盛りですね。
皆さん、お変わりなくお過ごしでしょうか。
子どもたちは元気かな?
さて、大人も蔵出しいたします。
今回は学校運営に欠かせない存在であるお二人の介助員さん。
子どもたちの学びを様々な方面からサポートしてくださっています。
ではどうぞー!
■ 夏の蔵出し 第5弾 (8月10日)
蔵出し第5弾。
6年生!いってみよー!
■ 夏の蔵出し 第4弾 (8月9日)
蔵出し第4弾。
張り切っていきましょう!
5年生です。
■ 夏の蔵出し 第3弾 (8月8日)
蔵出し第3弾。
3・4年生を合わせてどうぞー!
■ 夏の蔵出し 第2弾 (8月7日)
蔵出し第2弾。
今度は2年生です。
では、どうぞー!
■ 夏の蔵出し 第1弾 (8月4日)
長期休業中、恒例の写真の蔵出し。
今年もやりますよー。
まずは1年生から、どうぞー!
■ ラジオ体操② (8月1日)
早朝、ふらふらしていると・・・、いました いました、ラジオ体操に勤しむ面々を発見!
素晴らしい、1年生のいなばうわー!
朝早くから、みんなえらいねぇ。
付き添ってくださっている大人の皆さん、ありがとうございます。
■ 職員研修 (8月1日)
子どもたちが学校にいない夏休み期間中にも教職員は出勤し、ガンガンと職務に専念しています。
8月1日は職員研修が盛りだくさんでした。
午前中は、同和教育に関する研修。
部落差別は現在も存在し、それゆえに苦しんでいる人も多く存在しています。
赤泊小学校職員は、差別の現実に深く学び、 「かかわる同和教育」の理念を踏まえ、一人一人を大切にしながら、人権が尊重される学級づくり、学校づくりを全校体制で進めてまいります。
午後は、対話についての研修。
東京大学の一柳先生、新潟大学の豊田先生、下越教育事務所の平野先生を指導者として迎え、赤泊中学校と畑野小学校との3校合同で行いました。
現在当校で進めているp4cにも深く関係する本研修は学び多きものになりました。
写真は午後の対話についての研修の様子。
なんかみんな楽しそうだなあ。