■ 2月の生活目標「手洗い、うがいで、じょうぶな体」 (1月31日)
養護教諭から全校児童に対して2月の生活目標についての講話がありました。
2月の生活目標は「手洗い、うがいで、じょうぶな体」です。
当校の教育目標は「じょうぶな体、きれいな心、力いっぱい、精いっぱい」です。
この最初に掲げられている「じょうぶな体」を実現するために、「手洗い、うがいを心がけ、風邪の予防をしよう」「給食は好き嫌いせずに食べよう」と呼びかけました。
さらに。
手洗いに関する科学的なデータも示されました。
「15秒、流水で手を洗うと、手のバイ菌が100分の1になります」
「さらに、石鹸やハンドソープで10秒間洗った後で、さらに15秒間流水で洗うと、10,000分の1になります」
というびっくりデータ!
やっぱり手洗いって大事なんですね。
子どもたちのみんな、こまめに手を洗って、病気にならないようにしようね。

■ 全校p4c「何円持ってたら、お金持ちっていうの?」 (1月31日)
11月以来の全校p4c。
待っていた子も多かったようです。
この日、問いに選ばれたのは「何円持ってたら、お金持ちっていうの?」です。
子どもたちの金銭感覚が試される問いですね。
p4cが始まる前には、あるお子さんが私に言いました。
「僕は1億円持ってたらお金持ちだと思います。だって『億万長者』って言うじゃないですか」
おー!なるほどねー。
さて、p4cが始まると、様々な金額が提示されていきます。
「100万円だと思います」「ぼくは、500万円。大金だし、これくらい持ってたらすごいと思います」「わたしは50万円だと思います。100万円だと持ちすぎで、100万円持っている人は超大金持ちだと思います」「わたしは1万円も持っていれば金持ちだと思います」「50万円だとちょっと少ないから、80万円くらいじゃないかな」「ぼくは1億円。一生遊んで暮らせるくらいのお金はこれくらいかな」「ぼくなら、遊ぶのにもっと必要だから5000億円くらい」「ぼくはね、50兆円」・・・。
どうやら、年齢が低くなればなるほど、比較的少額でも金持ちって認識する傾向があるようです。
その後、金額を4段階のレベルに分け、そのレベルごとに考えました。
話し合った後のある1年生の発言。
「ぼくはたくさんお金がある人がお金持ちだと思うんだけど、ぼくがお金持ちだったら、佐渡に動物園や大きな水族館をつくってみんなで楽しみたいです」
この発言に会場は大拍手!
5年生も負けていません。
「みんなに訊きたいんだけれど、お金持ちの定義って何ですか?」
おー!いいねー。p4cを子どもたちで回していますね。
「企業の経営理念として社会貢献を掲げている企業が少なくありません。もしかして、金持ちってのにも社会的責任があるのかしら。お金をどのように使うかが大事なんだと思うよ」 私はこんな話をさせてもらいました。
今回カメラのバッテリー切れで、あまり写真がありません。
スマホで撮影した写真を明日以降に追加でアップします。
       

■ 2年 自分についてどう説明する? (1月30日)
2年生は生活科で「自分たんけん」の学習中。
大洋紙に、実物大の自分を描き、その周囲に自分について書き込んでいく活動です。
自分の名前、身長、体重まではすんなり書くことができましたが、そこからはたと筆が止まりました。
自分について説明するには何を書き込んだらいいのでしょうか。
生活科は体を動かす教科、体験する教科というイメージが強いのですが、この時間はじっくり考え込んでいます。
やがて、好きな食べ物、好きな遊び、好きなスポーツなど、「好きなもの」について書き込んでいきました。
そのうちに、やっぱり筆が止まってしまいました。
自分を表すには何について書けばいいのだろう。
今までの人生で思い出に残っていることや飼っている猫について思っていることなども追加で書き込まれていきました。
友だちと話し合う姿も見られましたが、一人で考える時間がたっぷり。
どうぞ写真をご覧ください。
いずれも何か特定の物体を見つめているのではなく、その視線は空中や天井などに向けられています。
きっと、その先にある自分自身を探しているのでしょうね。
重点目標の3本目「自己を見つめる」姿が、まさにここにあります。
p4cでは自分の考えの変容をワークシートに書くことがよくあります。
これも「自己を見つめる」姿の一つですが、この日の学習は、文字どおり自己を見つめる活動となっていました。
どんな自分が見えた?
ぼくって何?
ある意味、哲学的なことをじっくりじっくり考えた2年生。
いい勉強したね、みんな。
        

■ 3年 冬について (1月30日)
3年生は国語で「冬のくらし」という単元の勉強をしています。
教師が「みんなにとって冬ってどんな季節ですか」と訊くと、「寒い」「冷たい」「停電が怖い」「除雪が大変」などの発言が続きました。
年末の停電などの大変な体験は、子どもたちに大きなインパクトを残したことが色濃く反映されています。
そこで教師が「楽しいとか嬉しいというイメージはない?」と訊くと、「雪合戦が楽しい」「かまくら作りも」などポジティブなイメージもどんどん出されていきました。
さらに教師からの働きかけによって野菜やこたつなどの暖房など温かいイメージの言葉が示され、冬に対するネガティブなイメージは相対的に少なくなっていきました。
ここまで対話によって冬のイメージを広げた上で、授業では教科書の『ゆき』(川崎洋 作)の読解に入りました。
この詩には雪を表す様々な言葉が登場します。
「はつゆき」「こなゆき」「どかゆき」「ねゆき」。
写真の詩には続きがあり、そこには「ぼたゆき」「どかゆき」「ざらめゆき」も登場します。
分からない言葉は国語辞典で調べようとするあたりは学習が身についていますね、さすが。
冬はまだまだ続きそうです。
冬の、そして雪のいい面も嫌な面も丸ごと感じてほしいと思います。
そして、雪を表す言葉の多様性を感じ、日本語の豊かさに気付いてほしいと思います。
      

■ 5・6年 調理実習 (1月27日)
この日の5・6年生の家庭科は調理実習。
もう「男子厨房に入るべからず」という時代ではありません。
性別にかかわらず、調理する技術を身につけるのは自立する上でとても大切です。
5年生はご飯とみそ汁。
6年生はジャーマンポテト。
お二人の健康推進委員さんをお迎えして、はりきって作ります。
慎重に包丁で豆腐を切り、優しくじゃがいもとベーコンを炒めます。
ご飯を炊くのは炊飯器にお任せのご家庭が多いかもしれませんが、家庭科の学習では火加減を調節しながら鍋で炊きます。
写真をご覧いただくと、ご飯を炊く鍋は透明で、ご飯が炊けていく様子を観察することができます。
ご飯が炊けていく様子なんて、なかなか見ることができませんから、子どもたちは、まさに凝視!
そのうちに、大人も子どもも集まって、みんなで凝視!!ははは。
家庭科の調理実習は、ただ調理技術を身につければいいというのではなく、科学的な理解をも深めます。
だんだんと家庭科室内においしいにおいが漂ってきましたよ。
ご飯が炊ける香り、煮干しやコンプから出る出汁の香り、じゃがいもとベーコンのこうばしい香り・・・。
家庭科室の入口にはにおいに誘われて4年生も見に来ていました。
炊けたご飯をほんの少しおすそ分け(ご飯3粒くらい)。
4年生、「やったー!」と跳ねるように教室に帰っていきました。
訊くと「すごくおいしかったです」とのこと。
5年生に「4年生、おいしかったって」と伝えると、「そうですか。よかった~」とこちらも喜んでいました。
そんなこんなでおいしい料理が完成しました。
作っているときも食べているときも、みんな笑顔。
調理実習はとっても楽しかったようです。
健康推進委員の皆様、ありがとうございました。
5・6年生の皆さん、ぜひ家でも作ってみてね。
            

■ 4年 国語 説明文の読解(1月27日)
4年教室を覗くと国語の勉強中でした。
この日は説明文『ウナギのなぞを追って』の読解です。
説明文を読んで興味があることに沿って段落ごとに内容を簡潔にまとめます。
この活動を通して、自然と読解力が育成されるよう担任は仕組んでいます。
子どもたちは、友だちと適宜意見交換しながら活動を進めています。
無駄話は一切なし!
みんな集中して学習に取り組んでいます。素晴らしい!
文章を読む際には、自分なりの視点を決めて読むのもまたひとつです。
もしかして、大人になって実用書を読む際には、このような読み方をすることの方が多いのかもしれませんね。
   

■ 3年 外国語 I like …/ Do you like…?(1月27日)
3年教室を覗くと外国語の勉強中でした。
この日は、自分が好きなものについて紹介したり、人に好きなものを訊いたりする英語表現を学びます。
ALTのチャンドラー先生のネイティブな発音で学んでいるのです。
子どもたちはいいな。
私なんて、バリッバリのジャパニーズエイゴですもの。♪のんで~のんで~のまれて~のんで~。ははは。
私もときどきチャンドラー先生に教えてもらっています。
子どもたちはチャンドラー先生と英語で話すうちに、ネイティブな発音に慣れていきます。
授業終盤には、スポーツを表す英語表現を生かしてビンゴ大会。
楽しみながら無理なく英語の習得に努めています。
それにしても、人の話を聞くときには、話し手の方に体を向けて理解しようとするその姿勢!
前日の5・6年生の道徳でも、他校の先生から同じような姿勢が褒められていました。
赤泊小学校の子どもたちは、聞く力がものすごい勢いで育っていると感じます。
    
*途中分かりにくいくだりがありましたので解説します。
 このダジャレはどこがおもしろいのかと言うと、エイゴと河島英五をかけているのです。自分でギャグの解説をしているようじゃダメだこりゃ。ははは。すみません。

■ 1年 カラー版画 (1月26日)
数日前、1年生は図工でカラー版画に挑戦しました。
特殊な色紙で切り絵を描き、その上に水で濡らした刷取紙を乗せてバレンでこすると、あら不思議。
きれいな多色刷り版画が出来上がりました。
みんな素敵な出来栄えです。
しかし、これで終わりにしないのが、さすが名担任。
この下の記事に続く。
   

■ 1年 凍らせる (1月26日)
♪まいに~ち、ふぶきふぶき、氷のせかひ~~
ここ数日、氷点下の日々が続いていますが、このピンチをチャンスに変えた担任はさすが。
寒さだって、子どもたちにとっては遊びのチャンス。
カラー版画の余った色紙をコップの水の中に入れて、教室のベランダに一晩放置しておいたのです。
子どもたちはきっと、ドキドキワクワクしながら登校したのじゃないかしら。
1時間目がまさに始まろうとしていたとき、1年生のお子さんが「校長先生、ぼくたち実験したので、見に来てください!」と校長室に駆け込んできました。
私も押っ取り刀で駆けつけると、これはすごい!で、楽しそう!
きれいな色付きの氷が出来上がっていました。
飲む真似をする子、コップの中にできた氷を取り出してみる子。楽しみ方は様々ですが、みんな一様に笑顔です。
ものすごく寒い日じゃないとできない活動を体験できてよかったね、みんな!
活動中に色水をこぼしちゃった子も。
「あ~、やっちゃった~」って顔しながら、さっとティッシュで拭くのもさすがです。
    

■ 3年 書初めに関するp4c (1月26日)
3年生も書初めでp4cをしました。
選ばれた問いは「自分の名前を書くときに墨でつぶれちゃって黒くならないようにするコツは?」です。
確かに、これは大問題。これで困っている子も多いのでしょう。
「やっぱり筆の先が尖っていないとダメなんじゃない?」
「小筆は硯の上で、(棒状の固形の)墨を使って尖らせるといいよ」
「筆の先っぽだけに墨汁をつければいいんじゃない?」
「私、小筆の先が割れちゃうの」
「名前は一文字ずつ離して書けばいいと思う」
「う~ん、でも話して書いても黒くなっちゃうんだよね」
「お母さんが言ってたんだけど、筆を立てて、少しだけ墨汁をつけるの」
「え、もう少し詳しく言って」
(マジックを筆に見立てて持ちながら)「こうやって筆を立てて、ちょっとつけるようにするの」
「お姉ちゃんに教えてもらったんだけど、小筆の毛の根元から先の近くまで糸で縛るといいって言ってた」
「ふ~ん、で、洗うときはどうするの?」
「洗うときは糸を取るんだよ」
などなど、具体的な方策が語られていきました。
また、「○○さんに似てて」とか「みんなはどう思う?」など、他の子の発言を絡めて発言する子が少なからずいて、3年生も自分たちでp4cを回す力を付けています。
去年まで低学年だったのにねえ。すごいな、3年生!
   

■ 5・6年道徳 長所と短所1 (1月26日)
ほかの学校の教師が参観する中で公開された道徳のp4c。
担任が「子どもと学級と私の1年間の成熟度が、対話の内容や発話量、子どもの態度に表れると思います」と位置づけた授業。
そして、担任の意気込みのとおり、参観した教師たちは、5・6年生のこれまでの学びの成果をまざまざと見せつけられることになったのです!
問いは「自分が思う長所は、どんなときに相手を傷つけてしまうのか」です。
さあ、これはかなり難しい問いです。
5・6年生はこの難問にどう挑んだのでしょうか!
「良かれと思ってやったことを相手は嫌と感じるのだろうかってことをみんなで話し合いたい」
「長所をアピールしすぎると、相手に嫌がられちゃうってことかな」
「ぼくも自慢されているように感じると嫌だな」
しばらく同趣旨の発言が続きました。
 


■ 5・6年道徳 長所と短所2 (1月26日)
そこで担任は話しました。
「じゃあ、長所は出さない方がいいってことなの?」
子どもがそれに答えるように「全く出さないんじゃなくて、ほどほどに出すのがいいと思う」「普段からバンバンとアピールするんじゃなくて、例えば友だちが困っていたら優しさを出すとか」「長所を出しっぱなしにするんじゃなくて、ほどよく」「ぼくは長所を出したいんだけれど、まずは短所をなくしてからかな」
すると、今度は子どもから新たな問いが出されました。
「みんなに訊きたいんですが、みんなは短所をどうしたいと思いますか?」
「そうだね、ぼくは短所はコントロールできるようにしたいと思います」
「ぼくはコントロールするのは難しいと思うんだけれど、少しずつやりたいし、経験を積んでいけばいいんじゃないかな」
「短所を生かしながら。長所と短所をうまく出していったらいいと思う」
「短所って生まれながらにして持っているものだとしたら、短所を治すって難しいと思う」
「自分の長所って自分じゃ気づきにくいんだと思う。長所に気づくって自分で自分を褒めるってことだと思う。でも自分で自分を褒めるってことはなかなかしないから、自分の長所って気づきにくいんじゃないかな」「人とかかわることによって、長所と短所は生まれてくる」・・・



■ 5・6年道徳 長所と短所3 (1月26日)
ここで担任は語ります、この一年間の子どもたちの成長を。
自分たちがつくる運動会と意気込んではみたものの、リーダーとしての自覚に欠け、大失敗したこと。
陸上大会でのがんばり。
マラソン大会に向けた練習で発揮したリーダーシップ・・・
授業はここらあたりから、一年間の総集編のようになってきました。
担任は子どもたちがここまで紆余曲折を経て、失敗と成功を繰り返しながら、少しずつ成長していった、その過程を振り返ります。
子どもたちのあたたかなまなざしに囲まれながら、担任の思い大爆発です!
「卒業まであと2か月。みんなでチャレンジを続けていこう!」という言葉で、担任は語りを締めくくりました。



■ 5・6年道徳 長所と短所4 (1月26日)
今、キーボードを叩きながら、子どもたちが考えに考えて発言した言葉は、全部ここで紹介したいって誘惑にかられていますが、ただの議事録になってしまいそうな予感がしてきました。
なので、ここからは抜粋して紹介します。
「長所は自分では気づきにくいから、友だちに教えてもらうと気づける」
「長所は自分で気づいていないだけでなのかもしれない。新しい場面に遭遇した時に自然に生まれるものじゃないかな」
「長所は様々な体験をする中で生まれる」
「短所を表す言葉も見方を変えると、長所を表す言葉になる」
「その人の個性によって、長所と短所が変わっていく」
「もしかして、長所と短所って似ているものなのかもしれない」
「長所と短所は自分の心の持ちようによって決まる」
「ねえ、短所はなくそうと思わないで、そのままでもいいって気がしてきた」
「できれば短所は補うのがいいんだけど、直すことは簡単にはできないから、見方を変えて長所にすればいい」



■ 5・6年道徳 長所と短所5 (1月26日)
子どもたちの主体的な学びの証左となる課題意識に裏打ちされた投げかけもありました。
「ぼくは自分は短所の方が多いと思っているんだけど、長所ってどうやって生まれるんだろう?」
「みんなは自分は長所と短所のどちらが多いと思いますか?」
観念的ではない、自分の体験を踏まえた地に足をつけた発言も多数。
「ぼくは保育園のとき、友達と遊べるようになったんだけど、そのような長所は自然に出てきたものだと思う。友だちと遊んでいる中で、自分のポジティブさが培われたのだと思う」
とにかく子どもたちの名言金言のオンパレード!
子どもたちはこのp4cの中で、長所や短所、個性などといった言葉を再定義できたのだと思います。
とにかく話が途切れない。
発言の内容もものすごい!
私は例のごとく涙でよく見えず。写真もぼやけ気味です(よく撮れた写真だけアップしますね)。
よく考えた5・6年生。
6年生は立派な中学生になると思うよ。
5年生も立派な最高学年になると思うな。
お見事!
 

■ 2年 自分たんけん (1月25日)
おや、2年生は生活科でなんだかダイナミックな活動をしていますよ。
大洋紙の上に寝ころんだ友だちの体の周りをマジックでなぞっています。
これは生活科『自分たんけん』の学習です。
自分を見つめ、その成長を実感するため、自分自身の人型を描き(ここまでの活動の写真はありません)、そこに自分を表す事柄を書き込む活動なのです。
どんな情報が書き込まれるのかしら?
出来上がりが楽しみです。
  


■ 2年 物語づくり→本づくり (1月25日)
もう一丁、2年生!
2年生は国語で物語を書き、それを冊子にしていました。
なかなか素敵な物語が紡がれています。
2人分、全文紹介します。
   *   *   *
『赤泊と相川』
赤泊すきたろうという赤泊が好きな人と,相川すきたろうという相川が大好きな人がいました。
その二人はきょうだいで,毎日ケンカばかりしています。
ある日,お出かけに行くとき,赤泊すきたろうが「赤泊に行きたい。」と言って,そのあと相川すきたろうが「相川に行きたい。」と言って,ケンカがはじまりました。
けっきょく,相川と赤泊に行ったけど,二人とも車にのっていると中,ケンカはやめようと思いました。なぜかというといろんな人にめいわくをかけないようにしたいからです。
   *   *   *
『ゴリラ兄弟のおつかい』
いつも頭がいいゴリ吉と,いつも頭がわるいゴリ太が,お母さんにおつかいをたのまれました。
ゴリ吉とゴリ太は「えー。」と言ったら,お母さんが「じゃあ,おやつなしね。」と言いました。
ゴリ吉たちは,声をそろえて言いました。「ダメダメダメ-。」と言いました。
そして,しょうがなくおつかいに行きました。
ですが,ゴリ吉たちは,家にメモをおいてきてしまったのです。
しかたなく家にもどろうとしたとき,ゴリ太たちは帰り道がわからなくなってしまいました。
ゴリ太が「どうしよう。」と言いました。
でも,ゴリ吉は頭がいいので,自分たちが来た道をたどっていきました。
でも,と中で分かれ道がありました。
ゴリ吉は,その道をどちらにまがればいいのかわすれてしまいました。二人で考えたけっか,右にまがることにしました。
しばらくすすんでいくと太ようの光が見えてきました。
二人は光が見える方にすすんでいきました。
そこをぬけると,りっぱな家がたっていました。
その家の人は,ゴリ吉たちのお母さんの知り合いだったので,道を教えてもらったので,そのとおりに道をすすんでいくと,ゴリ吉たちの家が見えてきました。
ゴリ吉たちははしゃぎまわっていました。
   *   *   *
紹介できなかった子の物語も含め、いずれも周囲の人たち、あるいは自分の人生への信頼が表れています。
物語自体も素敵ですが、それぞれの作者の素敵さも読み取れます。
みんな愛されて育てられているんだなあ。

■ 1年 こま回し2 (1月25日)
昼休み。1年生が担任の先生と一緒にこま回しに興じています。
というより、一生懸命練習しているといった方が合っているかしら。
上手に回せるようになりたいという気持ちをもって、何回も何回も練習しています。
担任の薫陶を受け、コンスタントにくるくる回せるようになってきた子も表れました。
特訓の成果が出てきたかな。
  

■ 3・4年 佐渡自慢 (1月25日)
3・4年生がグループに分かれて、タブレットで調べながら活動しています。
いや、調べるばかりじゃなく、調べたことをタブレットを使ってまとめている子もいます。
これまで佐渡について学習してきた3・4年生。
子どもたちは学びの成果をまとめています。
まとめる方法はグループごとに自分たちで選んでいます。
タブレットでプレゼン用ソフトでまとめるグループ、動画にするグループ、調べたことを冊子にするグループ、地図上にまとめるグループ、そして、どうやってまとめようか相談しているグループ。
3学期。学習のまとめの時期。一年間の学びの成果が様々な形で表れる時期です。
   

■ 代表委員会 (1月24日)
昼休みに代表委員会が開催されました。
議題は6年生を送る会についてです。
ということで、6年生以外の各学年の代表者が集まりました。
5年生が実行委員会を組織し、企画運営する、この6年生を送る会。
代表委員会の冒頭、何のために6年生を送る会をするのか、5年生からその意義について話がありました。
そもそもというところから話をスタートするあたり、p4cが彼らの身になっているのだなあと感じます。
このイベントを経ると、5年生は見違えるように逞しくなり、そして力もつくのです。
この日の代表委員会を見ると、参加児童からの質問にも自分たちで考え、そしてはっきりと回答していました。
5年生が自分たちで考えて、自分たちで運営するんだというその気概!
ホントすばらしい!
がんばれ5年生!
そして、6年生に感謝の気持ちを伝えるためにがんばれ1・2・3・4年生!
きっと送られる側の6年生もがんばるんじゃないかなあ。
写真を見ると発言する子の手元には、コミュニティ・ボールがありますね。
       

■ 3年 算数の筆算は定規を使って (1月24日)
3年教室を覗くと、算数のかけ算の勉強中でした。
筆算です。
横線を引くところは、きちんと定規を使ってまっすぐに引いている子が多数。
ノートに丁寧に書くことによって、単純な間違いを防止するだけでなく、学習内容の理解にも必ずつながります。
  

■ 年賀状の返事をいただきました (1月24日)
年末に、赤泊地域の一人暮らしのご高齢の方々に子どもたちは年賀状を書きました。
何通かお返事をいただいたので、児童玄関のところに掲示してあります。
嬉しいね。よかったね。

■ 健康委員会 夢の総選挙! (1月23日)
この週は給食感謝週間。
健康委員会の企画運営による「夢の総選挙」が先週告示され、期日前投票が始まっています(まあ、特定の投票日は決まっていないのですけれどね)。
なんの夢かって?
「夢の給食」総選挙なのです!
子どもたちは丸い色シールによって投票します。
教職員にも選挙権が認められています。ありがとう!
ただ今のところ、「佐渡牛のステーキ」がかなりリードしている模様。
それを追うのが「醤油ラーメン」。
ラーメンは、佐渡牛に比べ相当安価なのでしょうが、かなり健闘していると言っていいでしょう。
さあ、結果は最後の最後まで分かりませんよー。
栄冠はどのメニューの頭上に輝くのでしょうか!?



■ 狼に負けない家づくり (1月23日)
昼休み。
談話コーナーでは1年生がわいわい言いながら活動していました。
見ると、立派な家が建設されています。
わらでつくった家よりも、木でつくった家よりも頑丈そうですね。
なんてったってブロックを積み重ねていますからね、レンガではなくプラスチックではありますが。ははは。
それも一人じゃなく、みんなで協働してつくっていますから、これは強いでしょう。
狼に負けない、そして寒波にも負けないこと間違いなし!
そういえば、私も子どものころは秘密基地づくりに熱中していました、思い出すなあ。
家づくり、秘密基地づくりって、どうしてあれほど子どもを熱中させるのでしょうか。
心理学的に何かしらの説明がつきそうですね。
それにしても、1年生、楽しそうだなあ。

■ 昼休みのマーチング練習 (1月23日)
もう一つ昼休みの話題を。
校舎中に楽器の音が鳴り響いています。
これは子どもたちが楽器ごとに分かれてマーチングの練習をしているのです。
練習する日は子どもたちが決めました。
6年生をはじめとした上級生が下級生を教えています。
子どもたちが自分たちで自らを高めようとしている姿って素晴らしい。
子どもたちのこのような姿は、至るところで見ることができます。
すごいなあ、君たち!
   

■ 5年書初めに関するp4c (1月20日)
5年生は書写の時間に書初めに関するp4cをしました。
書初めについて個人々々で感想をまとめた後、それを交流し、そして問いを出し合いました。
そして、5年生が選んだ問いは、「みんな書初めがきれい過ぎです」でした。
えー、これで話合いになるのー?と思いましたが、子どもたちが話し合いたいと選んだ問いです。
彼らなりに何か構想があるのだろうと思いながら、見守ることにしました。
初めは「みんな上手だなあと思う」という意見が続いた後、あるお子さんが「ねえ、どうしたらこんなにうまく書けるの?」と質問が飛び出しました!わー、キター!
ここからp4cがぐるぐる回っていきます。
ほかの子からすごく上手と言われた子にコミュニティ・ボールが回されると、「う~ん、どうやったらって言われも、ただよく見て書いただけなんだよね」と発言。
しかし、さすが!その子はちょっと考えた後に付け加えて言いました。
「強いて言えば、集中してやったってことかな」
すると話合いは、「どうしたら集中できるか」などにシフトチェンジ。
それぞれの子どもたちが自分の体験を踏まえた発言を重ねていきました。
温かい雰囲気の中、穏やかにp4cは進んでいきました。
p4c後の子どもの振り返りです。
「私は集中するときほど字がきれいに書けると思いました。ポイントを意識して書くといいとも思いました」
「やっぱりうまく書くにはお手本をよく見ることと集中することが大切だと思いました。途中からお金についての話合いになっていましたが。世界でも有数の書道家(藤田桃紅氏)がやっているやり方でやりたいです」
「きれいな字を書くためには集中して何かを書けば上手に書けることが分かりました。藤田桃紅さんのような人たちが書く線一本にはどんな価値があるだろうか」
    

■ 6年書初めに関するp4c (1月20日)
6年生も書写の時間に書初めに関するp4cをしました。
5年生と同じ流れで、問いは「習字で一番大切なことは何か?習字をするときどんなことを意識して書いているの?」となりました。
こちらもリラックスした温かい雰囲気の中、p4cは進んでいきました。
「私はトメやハネ、ハライを意識しているよ」「太く書けるといい感じに仕上がるな」「太くする画と細くする画を意識することが大事だと思う。すべての画が同じ太さだとはっきりしない字になっちゃう」「中心線をしっかり意識して書くと、ずれや曲がりがなくなるよ」「名前を丁寧に書くと、習字紙に書いた文字すべてのバランスがとれると思うな」「筆につける墨の量が少ないと途中でかすれちゃうし、逆に多すぎると滲んじゃう。墨をどれくらいつけるといいか画ごとに考えるといいと思う」「文字の幅や横画の傾きを意識するといい」「書初めで書いた『希望の春』という言葉は、「希」や「望」を大きく書き過ぎちゃうと「春」の文字が小さくなっちゃう。だから文字と文字の間隔をできるだけ狭くして、さらに「希」の1画目は習字紙の一番上ギリギリから書き始めたよ、ぼくは」「私は教えてもらったことや大事だなと思ったことをメモして、そのメモを横に置いて習字をしたよ」などなど、かなりテクニカルな話になりました。
さすが、6年生!
私も勉強になりました。どうもありがとう!
    

■ 驚くほど「きちんと」 (1月20日)
赤泊小学校の子どもたちはものすごくきちんとしているなあと感じることがよくあります、それも驚くほど。
ここでは3つだけ紹介します。

<その1>上履きの脱ぎ方
2階多目的室は床がじゅうたん張りで子どもたちは上履きを脱いで入ります。
で、この写真をご覧ください。
マーチングオリエンテーションの時の靴の脱ぎ方です。
教師が「脱いだらきとんと並べなさい」なんてことは言わなくても、これなのです!
全校が集まるときでも、というか、いつでもこうです!
ホントビックリ!そして素晴らしい!

きっと下級生は上級生がやっている様子を見て学んでいるのでしょうね。
あまりにすごいのでアップでもお見せしちゃおう。


<その2>給食のビニル袋
この日の給食はパンでした。
パンはビニル袋に入れられて子どもたちに提供されます。
ご紹介したいのは後片付けの様子。
パンが入っていたビニル袋に、ジャムのビニル袋などそのほかのゴミを入れて、小さく結んで片付けています。
ゴミがかさばらないようにとの配慮です。
低学年の子どもたちに対しては、教師がビニル袋を上手に結べるよう教える姿が見られることもありますが、中学年以上の子どもたちはお手のもの。
上手に結んでいます。
卵が入っていた紙カップもきれいに重ねられています。
それもこうするのが、さも当たり前のように。
     

<その3>給食のお盆
この日はパンとシチューが提供されていましたが、お盆の上にパンくずが落ちたり、シチューが垂れたりすることが当然あります。
子どもたちは、そのままにしてお盆を片づけないのです。
パンくずはビニル袋の中に入れたり、シチューはティッシュで拭いたりしてから片づけています。なんとー!
  

<その4>食べこぼし
給食を食べていると、床や机の上に食べこぼしてしまうことがあります。
毎回健康委員会のお子さんが「ご馳走様でした」と合図する前に、「机の上や下に食べこぼしがないか確認しましょう」と呼びかけます。
食べこぼしがあった場合には、子どもたちはティッシュにくるんで拾うのです。
私なんか手で拾っちゃうけど、子どもたちの方がずっとしっかりしています。


今回4つだけご紹介しましたが、ほかにもこうしたことがいたるところで見られます。
教師が指示しなくても子どもたちが自然とこのように行動するのは、なかなか小学生ではできないことです。

<おまけ>
下の写真は3年生の給食当番の反省会の様子です。
この日の反省会の進行は前に立っているお子さんです。
みんな進行役をやりたくて、白熱したじゃんけん合戦の末、勝ったお子さんです!おめでとう!!
「進行役なんて面倒なことはしたくない」なんて言う子はいないのです。
すごいことだと思います。

■ 5年 詩を表現する (1月20日)
3階の多目的室に入ると、ホワイトボードに詩が掲示されていました。
5年生の作品なのだそうです。
詩人が書いた詩を読み、それを自分なりに咀嚼し、新たに図工作品として表現してありました。
とっても素晴らしかったので紹介します。
     
  

■ 岐阜県の郷土料理 (1月19日)
この日の給食は、佐渡金銀山に関連させ、世界遺産となった白川郷・五箇山の合掌造り集落がある岐阜県の郷土料理でした。
献立は金魚めし、すったて汁、鮭の朴葉味噌風焼き、寒天和え、牛乳です。
金魚めしは、ニンジンを泳いでいる金魚に見立てているそうです。
 

■ 1・2年音楽 輪唱 (1月19日)
1・2年生は音楽室で楽しそうに歌っています。
ご存じ、♪森のくまさんです。
この曲で輪唱について子どもたちは学んでいました。
また、曲調の楽しさを味わう子どもたちは、自然に体が動いちゃうのでしょう。
歌詞を身振り手振りで表現しながら歌う子も。
1・2年生で歌う楽しさを十分に味わっているからこそ、3年生以上のあの素晴らしい合唱につながるのでしょうね。
     

■ マーチング・オリエンテーション (1月19日)
来年度のマーチングバンド発足に向け、この日オリエンテーションが行われました。
まずは全体会で、マーチングバンドの概要を説明します。
そして、楽器ごとの担当教師が発表されました。
「主指揮・副指揮は○○先生、フラッグは○○先生と校長先生・・・」と紹介があった途端、子どもたちから「えー!」(ビックリ!校長先生、大丈夫?)っと大きなどよめき。
私自身も「あー、そうだったー!」と心の中でビックリ。ははは。
その後、各楽器に分かれてのミーティングだったのですが、私が担当するフラッグはもう子どもたちだけでバンバン進めていました。
校長はあてにできないって感じなのでしょうか、ははは。
いやフラッグだけでなく、ほかの楽器でも子どもたちが主体的にミーティングを進めていました。
すごいなあ、みんな!
5・6年生が下級生に寄り添って教える姿に頼もしさを感じました。
     

■ 寄り添う介助員さん (1月19日)
当校の介助員さんたちは、いつも子どもたちと一緒にいます。
子どもの学習補助をしたり、一緒に考えたり。
まさに子どもたちの近くで寄り添ってくれています。
     

■ NRT学力検査 (1月18日)
この日はNRT学力検査の1日目。
教科は国語でした。
テストが始まる前、若干の緊張の面持ちで問題用紙を前にしているところをぱちり。
問題は難しかった?
子どもたちは一生懸命取り組んでいました。
このNRT学力検査の結果は、今後の子どもの指導に生かしてまいります。
ただし、このペーパーテストで明らかになるのは、子どもの学力のほんの一部です。
子どもが豊かに生きていくためには、様々な学力が必要ですし、それも数値などで表すことができない非認知能力が大部分を占めると言われます。
主体的に学ぼうとする力やあきらめずにチャレンジし続ける(あるいは問い続ける)力、友だちと協働的に学ぼうとする力などの非認知能力の育成には、p4cが大きな力を発揮することが期待されています(認知能力の育成にもつながることも期待されていますが)。

■ 3年 p4cじゃなくてもp4c (1月18日)
3年生は国語で詩の勉強中。
ある一篇の詩の内容について、話し合っていました。
その詩は、超難解!

「ことばは つなぐ/とおくと ちかく/ばらと みつばち/だれかと だれか/いまと むかし/すきと きらい/きみと わたし」

あるお子さんが「『ことばはつなぐ』って何だろう」とつぶやいた一言から、急遽対話が始まったそうです。
子どもも指導担当教師も一緒になって頭をひねります。
もう頭がグルングルンになっちゃってる感じがします。
子どもたちの疑問(ワンダー)からスタートする対話。
互いに批判せず、相手の言ったことを受け止めることによる安心感・信頼関係(セーフティ)。
コミュニティー・ボールこそ持ってはいませんが、これはもうp4cって言ってもいいのではないかしら?
「『ことば』とは何か?」「それぞれの言葉がペアになっている意味は?」など、話合いの焦点はかなり哲学的になっていました。
写真をご覧ください。
本当に考えているって顔になっていますよね。
ホントいい顔だなあ、ねえ君たち!
この時間のように考えることを楽しめるようになってほしいと思います。
       

■ 6年 卒業文集の編集・制作 (1月18日)
6年生はあと2か月ちょっとで卒業しちゃうんですね。
(おめでたいことだけれど、かなり寂しいです、私はね。)
この日、5・6年教室を覗くと、6年生はタブレットを開いて担任の先生の説明を聞いていました。
どうやら、写真を入れたり、レイアウトを考えたりといった卒業文集の制作も子どもたちが行うらしいのです。
すごいなあ。びっくり!
これは内容だけじゃなく、本そのものも、ものすごく思い出が詰まった卒業文集になりますね。
どんな文集ができるのかしら。
出来上がったら、ちょっとでいいから見せてね。
以前に文集に掲載する作文を書いていたところの写真も合わせてご覧ください。
  

■ 5年 「六送会のやつ」 (1月18日)
6年生が卒業文集制作の説明を受けているちょうどその頃、隣の教室では5年生が子どもたちだけで活動していました。
近づいて行って、「君たち、何してるの?」と訊くと、声をひそめて「六年生を送る会のやつです」という返事。
あー、これは6年生にはシークレットのやつなのね。うふふ。ごめんごめん。
6年生を喜ばせようと一生懸命に活動している5年生。
君たち、なんだかたくましくなったなあ、5年生のみんな。
来年度は最上級生。きっと下級生から頼りにされる6年生になれると思うよ。
 

■ 6年給食 「風邪予防メニュー」 (1月18日)
先日に続いて、家庭科の時間に6年生が考えた給食のメニューが、この日給食で出されました。
テーマは風邪予防。
献立は以下のとおりです。
・ゆかりごはん
・根菜汁
・鶏肉のピリ辛焼き
・アーモンド和え
・みかん
・牛乳
考案した六年生が献立の解説をした後、いただきまーす!
みんな、おいしい給食に舌鼓。
相当おいしかったと見えて、欠席した子の分は、じゃんけんで争奪戦が繰り広げられました。
白熱した戦いの末、勝者は力いっぱいガッツポーズのお子さんに。
このお子さん、月曜日から争奪戦は3連勝だそうですよ。おめでとう!
   

■ 5・6年 落ち着いて学習しています① (1月17日)
5・6年教室を覗くと、算数の直間指導。
子どもたちはそれぞれ自立的に学習を進めています。
5年生は、何やら折り紙を折りながら頭をひねっています。
訊くと正八角形を作るのだとか。
時々、友だち同士で教え合いながら、何とか全員が正八角形を作ることができるよう奮闘しています。
一方の6年生は、ホワイトボードに向かって担任と対話しながら学習を進めています。
どうやら反比例の学習のようです。
比例反比例や単位量あたりの数、平均など割合に関する学習は、5・6年生の算数の中でも最も難しい分野なのだろうと思います。
そして、さすがは6年生。担任の話を聞く表情は真剣そのもの。しっかり理解しようとがんばっています。
学ぶ意欲が大変素晴らしいです。
担任は一人一人の学習の状況に気を配り、適宜それぞれの学年の子どもたちに声をかけながら、直間指導を続けています。
5・6年生、大変意欲的に、そして落ち着いて学習しています。
      

■ 1~4年 落ち着いて学習しています② (1月17日)
5・6年生以外の、1年生から4年生までも、みんなやっぱり落ち着いて学習しています。
「分かりたい、できるようになりたい」という学習意欲があるからこそ、落ち着いてしっかり学ぶ姿が見られるのだろうと思います。
そして、落ち着いて学習しているからこそ学習の理解も進み、さらに意欲的に学ぼうとする意欲につながっているのだろうと思います。
この天使のサイクル。
赤泊小学校は、この天使のサイクルがしっかり回っていると感じます。
   

■ 2年 落ち着いて学習している一方で・・・ (1月17日)
上の「落ち着いて学習しています」の記事を書き終わった後に、多目的教室を覗くと・・・
2年生が算数の学習で汗をかいているところでした、ははは。
子どもたちは大盛り上がり!
九九の問題部分が書かれた札を大型カルタに見立て、指導担当教師が答えを言うと、その答えになる九九が書かれた札を取るというゲームの真っ最中でした。
教師が数字を言うと、2年生は猛ダッシュで札を取りに走り出します。
見事札を取ることができた子どもは大喜び。歓声を上げています。
一見ただ遊んでいるようにも見えますが、これもしっかりとした九九の勉強です。
落ち着いていない?いえいえ、教師が話すルールを落ち着いて聞いて、考えながら楽しくゲームをしている、これもいい勉強なのです。
九九を覚えるには、一人で根を詰めて何回も書き出したり、唱えたりするほか、みんなで仲良く声を合わせて唱和したり、歌にしたり、あっとランダムにドリル練習したり様々な方法があります。
そして、こんなダイナミックな覚え方もあるのですね。
楽しく、知らず知らずのうちに覚えてしまう学習。
教師の指導の妙です。
    

■ 3年 一斉に抗議 「えー!」 (1月17日)
3年生は宝島の地図を片手に、物語を執筆中です。
この地図をもとに子どもたちは冒険談を紡いでいくのです。
集中して、書き続ける姿勢は、やっぱり真剣そのもの。
カラー印刷された宝の地図の余白にびっしりと書かれた下書きの物語。
それを原稿用紙に清書します。
清書する過程で、最初に考えた冒険談が発展していくことも。
指導担当教師が私に、「この時間は、私が何か指示や指導をすることなくても、子どもたちだけで集中してやっているのです」と話してくれました。
まさに全集中のようす。
やがて、授業終了時間となりました。
教師が「みなさん、授業時間はそろそろ終わりです」と言うやいなや、一斉に「えー!」と抗議の雄たけび!ははは。
ものすごい学習意欲!
教師は「う~ん、みなさんのの気持ちも分かるけど・・・」と、子どもたちをなだめつつ、次回の執筆時間を告知していました。
大傑作が誕生する予感がします。
   

■ 総務委員会「『あったか言葉の木』に書いてください」 (1月17日)
給食の時間。
ある総務委員のお子さんが、全校の子どもたちに呼びかけました。
「最近、『あったか言葉の木』に書く人が少なくなっています。みなさん、友だちのいいところ、やってもらって嬉しかったことをどんどん書いて貼ってください」
訊くと、教師に指示されたから呼びかけたのではなく、自分で考え、呼びかけようと決めたとのこと。
なんて素晴らしいことでしょう。
やっぱり胸が熱くなっちゃうんだな、私は。
総務委員会の活動としての「あったか言葉の木」。
友だちのいいところに目を向け、互いの信頼関係を強めることをねらっています。
大抵、一般的に小学生は活動を始めた時点で満足し、その後ほったらかしにするという状況に陥りやすいものです。そうなってしまうのは、子どもが主体者意識を強く持てていないのも原因の一つなのだろうと思います。
しかし、赤泊小学校の子どもたちの中には、そうではない気持ちが確かに育っている、「子どもがつくる学び 子どもがつくる学校」の木が確実に育っていると感じます。
学校をよくしようと、自分たちが始めた活動であるという主体者意識を強く持っているからこその呼びかけなのです。
学校を作るための児童会活動のオーナーシップとでも言いましょうか。
まさに自主的・自律的活動です。
給食が終わり、昼休み。
「あったか言葉の木」の前では、早速書き込みをしている子どもがいました。
「あったか言葉の木」の実は、この呼びかけにより一気に増えました。
「あったか言葉の木」が大きく育つための水や日光、肥料は、子どもたちの温かい心なのでしょうね。
 

■ 4年 詩のコンセプトを考える (1月16日)
4年生は詩集を作る学習の最中です。
詩集ですので、何篇か詩を選んで一冊にまとめるのですが、統一したテーマを設定しようということになりました。
で、どんなテーマにするか。
担任が周りの友達と話し合ってみようと呼びかけると、4年生はすぐに近くの友だちと相談を始めました。
しばらくすると、子どもたちから担任に考えたとアイディアが話されます。
・子どもA「先生、しりとりをテーマにして、詩の最後の音を次の詩の最初にしたらどうでしょう?」
 担任「おー!それは面白いねー。すごいなあ。しりとりで詩を作るにして、さらに詩の内容についても共通したテーマを設けるといいんじゃないかな」
・子どもB「先生、思いついたんだけれど、同じことでも、大人にとってはいいことなんだけれど、子どもにとってはあまりいいことじゃないっていうテーマはどう思いますか?例えば宿題とか」
 担任「あはははは。それはいいなあ。よく考えたね。じゃあ、学校を大きなテーマにして、その中でいくつかの題材で詩を選んでみたらどう?」
 子どもB「あ、それはいいですね」
担任は子どものアイディアをものすごく褒め、やる気を高めて次につなげていました。
担任の指導技術の妙!そして、その根底流れる子どもを丸ごと肯定的に認めるという素晴らしい教育観です。
そして、4年生は、きっと「自分たちでもテーマに沿った詩を作りたーい」って言い出すんじゃないかなあ。
   

■ 1年 回れ、こま! (1月16日)
1年生は生活科で冬の遊び、昔の遊びの学習をしていました。
この日1年生が挑戦したのは、こま回し。
担任がお手本を見せると、こまはビューン!シュルシュルと回り、子どもたちの瞳は輝きます。
私もやってみたーいと意欲満々。
ところがそう簡単にはいかないんだなあ。
担任から手ほどきを受けながら、それこそ手取り足取り教わりながらチャレンジしますが、なかなかうまく回りません。
それでもあきらめる気配がまったくないのが1年生の素晴らしいところ。
失敗してもどこか楽し気です。
そう言えば、今の2年生だって去年はうまく回せるまで相当苦労したんだから。でも、今やお手のものでしょう。
がんばれ、1年生!
今度2年生にコツを教えてもらったらどうかな?
     

■ 1年 書初めの鑑賞 (1月16日)
もう一丁、1年生!
廊下で1年生が書初め作品をじっくり見ています。
担任から作品の見どころなどを聞きながらの鑑賞です。
どうですか、1年生のこの顔つき!
上級生の作品を見て、「す、すごーい」って感嘆しているって顔に書いてありますよ。
君たちもこんな上手な作品を書けるようになるよ、きっと!
 

■ 2年 頭の中のイメージを言語化する (1月16日)
2年生は国語で詩の鑑賞をしていました。
ポロンポロンと奏でるピアノ音が、花びらのようにあふれてくるという内容の詩です。
2年生は「どんな花びらなのか」「花びらがたくさん集まっている花壇はどんな感じなのか」など、頭の中でイメージしたことを言葉に表します。
いわばイメージの言語化です。
頭の中で描いた、あいまいな、それも絵画のようなイメージをどう表現するのか。
う~んと宙をさまよう眼にはどんなイメージが描かれているのかな?
子どもたち一人一人がじっくりと考え、そして担任と対話しながらこの難しい課題に挑んでいました。
対話の中で、友だちがイメージしたものを聞いて、また自分のイメージをより鮮明にした子もいたでしょうし、まったく新しいイメージを描き直した子もいたかもしれません。
11月に絵画を鑑賞する学習でも、対話をより豊かなイメージを描いた子どもたち。
今回は絵画ではなく詩の鑑賞ですが、一人で教科書とにらめっこするのも一手。そして友だちや担任と対話しながらイメージを膨らませるのもいいものですね。
     

■ 校内書初め展 (1月13日)
校内書初め展が以下の期間に開催されます。
ご都合をつけ、ぜひお出でください。

★ 校内書初め展 ★
・期間  1月16日(月)~20日(金) 9:00~16:45
・場所  子どもたちの教室横の廊下壁面

■ 6年 給食「6年生が考えたお正月メニュー」 (1月13日)
6年生は家庭科で、給食のお正月メニューを考えました。
お正月らしさだけでなく、栄養バランスをも踏まえられています。
で、本日の給食はそのお正月メニューでした!
気になるラインナップはというと・・・
・チラシ寿司
・すまし汁
・鶏肉の照り焼き
・(赤泊産キャベツの)おひたし
・りんご
・牛乳
食べ始める前には、メニューを考案した6年生がメニューを紹介し、その後「いただきまーす!」。
とってもおいしかったです。
6年生も舌鼓。
いい勉強したね、6年生のみんな!
  

■ 4年 冬を感じるかるた大会 (1月13日)
4年生は「冬を感じる」をテーマにかるたを作っていました。
この日、作ったかるたで「かるた大会」!
チーム対抗戦にするとか、みんなが平等に競技できるよう札が読み上げられている間は手は頭の上に置いておくとか、札が読み終わって「はい」と言われてから取るとか、子どもたちが話し合って自分たちでルールを作ります。
日常的な、何気ない生活・学習の一コマですが、このような子どもたちによる自主的・自律的な取り組みが随所で見られ、子どもたちがつくる学びが重ねられています。
で、かるた大会本番。
「冬を感じる」どころか、熱気すら感じさせる盛り上がり。汗をかくくらいでした。
白熱した戦いはこの日で終わるのではなく、この後も自由にかるた遊びしたり、ほかの学年も招待して遊んだりすることになったようです。
遊びに中でも、「ほら、○○さんが、輪の中に入れないでいるから空けてやりなよ」とか「ねえ、ここはこうした方がいいんじゃない」など、素敵な人間関係を感じさせる言葉がポンポン飛び出してきていました。
ホント楽しそうに、そして仲良く活動するよね、君たちは!
とっても素晴らしいと思うよ!
   

■ 書初め (1月13日)
12日に3、4年生が、13日に5、6年生が書初めをしました。
それぞれお手本があって、それをよく見て書くのですが、筆の運び方や文字の形にやっぱり個性が表れるのですよね。
1・2年生も書初めを行いました。
校内書初め展は16日(月)からです。
子どもたちのほとばしる個性を、どうぞご覧ください。
   

■ 4年 冬を感じるかるた (1月12日)
4年生が「冬を感じる」というテーマでかるたを作っていました。
絵札のかわいらしさと読み札のセンス。
素敵なかるたが出来上がっています。
今度の国語の時間にかるた大会をして遊ぶそうです。
自分で作ったもので遊ぶなんて、とってもいいですね。
          

■ 5・6年キャリア教育「友だちからみた私」 (1月12日)
「自分は友だちからどう見られているんだろう」。
このような疑問は誰しもが持つものだと思います。
まして思春期に入口に立っている5・6年生であればなおさらのこと。
12日、5・6年生は友だちに、「私から見たあなたはこんな感じで、あなたが将来するといい仕事はこんな感じ」というメッセージを送る活動をしていました。

ある子に対するほかの子どもたちからのメッセージを紹介しましょう。
<Aさんより>
 「あなたは人に優しくて困っている人を見たら助けてあげているし、面倒見もいいです。人のいいところを認めることもできますね。あなたに適している仕事は『保育士』です」
<Bさんより>
 「あなたは努力家で自学をめっちゃしていますね。好奇心旺盛で理科の天才です。初めての道具でもすぐに使いこなすことができるし、おまけに優しいです。あなたに適している仕事は『科学者』です」
<Cさんより>
 「あなたは優しくて、誰にも平等に接し、友だちを大切にしています。誰とでもすぐに仲良くなれますね。創造性が豊かで、おまけにコツコツと努力を惜しまず、物事にじっくりと取り組むことができます。あなたに適している仕事は『デザイナー・画家』です」

人によって自分に対するイメージは違うことに気づき、一面的でない複雑な自分自身に対する自己認知を深めるこのキャリア教育。
こんなメッセージもらったらさぞ嬉しいだろうなあと思います。
私は、君だちにどんな風に見られているのかなあ、校長という肩書抜きにして。
   

■ るるぶ週間が始まります (1月11日)
健康委員会の子どもたちが明日から始まる「るるぶ週間」の告知をしてくれました。
健康委員会の子どもたちは次の7つのめあてをがんばろうと呼びかけました。

1 早く起きること
2 朝ごはんをしっかり食べること
3 テレビやゲームやパソコンなどの時間を制限すること、2時間より少ない時間にします。

4 ゲームやパソコンなどは、夜9時までにめること
5 宿題を早く終わらせること
6 夜、早くること
7 夜のみがきをしっかりすること

この7つのめあてを意識して、じょうぶな体をめざそうね。
 

■ 職員研究 (1月11日)
教員は研修を積むことが義務付けられています。
学校で研修をする場合、一般的な学校は「校内研修」と呼ぶことが多いのですが、実は今年度赤泊小学校は「校内研究」としています。
従来から実践されてきている指導技術を会得するのではなく、これからの社会を生きる上での重要な学び方「主体的、対話的で深い学び」「個別最適な学び、協働的な学び」を実現し、高い教育的効果が見込まれるp4cを指導の中核に据えているためです。
p4cは必ずしも指導法が確立しているとは言えない面があります。
子どもを指導の中心に据えているため、教師の指導観や教育観の転換を図る必要があるのです。
新学習指導要領で決められている指導内容がある中で、いかに子どもの興味関心を重視して、子どもが自ら学ぼうとする意欲を高めるか。
今まで同様の指導ではうまくいかないことも少なくない中で、しかし、私たちはp4cに確かな手ごたえを感じています。
2学期末には当校の教師たちは、p4cによる子どもの大きな成長を肌で感じることができました。
また、先日の学校評価アンケートでは、保護者の皆様からのp4cに対する肯定的評価もいただきました。
この日の校内研究では、新潟大学の豊田先生からお出でいただき、私たちの研究の様子をご覧いただきました。
ありがたいことです。
赤泊小学校職員一同、これからも子どもたちのために研究を、研鑽を積む所存です。
ご支援よろしくお願いいたします。
   

■ 3学期始業式 (1月10日)
学校に子どもたちが戻ってきました!それも全児童および全教職員が!なんて嬉しいことでしょう。
昨年末の停電騒動とそれに付随する様々な困難を経験した私たち。
朝、冷たい風に吹かれ、みぞれがそぼ降る中、子どもたちが歩いてくる姿を見ると、改めて子どもたちと学校職員が一堂に会せたことのありがたさを感じます。
子どもたちを送り出してくださった保護者の皆様にも感謝です。
さて、始業式。
校長講話では、友だちを『さん』をつけて呼ぶことの大切さについて、改めて話しました。
これは、すべての人々の人権を尊重するための第一歩であるとも話しました。
子どものみなさん、みんなで一人一人が大切にされる学校をつくろうね。
その後は、指導担当教員から1月の生活目標について話しました。
1月の生活目標は2本立てです。
① 寒さに負けず 元気に運動
② 元気に挨拶 誰にでも
これを踏まえて、みんなで元気に過ごそうね。
 

■ 黒板メッセージなど その1(1月10日)
朝、子どもたちが教室に入ると、黒板には担任からのメッセージが書かれていたり、子どもたちが書き込めるようになっていたりしていました。
いくつかの黒板を紹介します。
   

■ 黒板メッセージなど その2(1月10日)
ある教室の黒板メッセージは担任からの新春クイズ。
この学級の担任が餅でどんな料理を作ったでしょう?
問題と答えの画像を続けてどうぞ。
で、果たして宿題は半分になったのか⁉
結果は、お子さんに訊いてみてください。
子どもたちが、クイズの回答は話合いを自ら組織して決めたそうですよ。
  

■ 学級活動 その1(1月10日)
始業式後には、各学級で学級活動。
それぞれの学級で、冬休みの課題を提出したり、冬休みのできごとを紹介したり、るるぶ週間の目標を立てたりと様々です。
 
 


■ 学級活動 その2(1月10日)
1年生の下校間際。
円座になっていたので、p4cでもするのかなあと思っていると、コミュニティ・ボールではなく風船をやり取りしています。
ふわふわ浮かぶ風船を、バレーボールのようにパスしあっています。
どうやら2学期からこのアクティビティは継続して行っているようです。
子どもたちは打った回数を数えながら、記録に挑戦しています。
途中で担任が「2学期のように風船は友だちが打ちやすいように、下から打つといいよ」と声をかけていました。
一見ただの遊びのようですが、みんなで同じ目標をもって、互いに工夫しあうことによって、学級の円滑な人間関係作りに大きく役立ちそうです。
下の左の写真は最初の段階、少し経った後の様子が右の写真です。
左の写真では、左奥に座っている女の子が、右の写真では中央に陣取っています。
このように子どもたちの隊形を変えることで、パスの回数は飛躍的に伸びたようです。
子どもたちが活動することを通して、知らず知らずのうちに自然と良好な人間関係が構築されるような環境設定。
担任のうまさが光ります。
  

■ みんな、待ってるよー その1 (1月6日)
子どもたちはどんな冬休みを過ごしているのかな。
もうすぐ3学期が始まります。
学校は子どもたちが登校してくるのを心待ちにしています。
準備万端整えていますよ。
   *   *   *   *   *
さて、働き者の庁務員さんの仕事は多岐に渡ります。
その一つ一つを、子どもたちが安心して学校生活を送ることができるよう、丁寧に心を込めてやってくださっています。
子どもたちを迎える準備も同様。
換気扇のメンテナンス、校舎内の掃除、ランチルームの机磨き、年末の大雪で倒れてしまった竹や樹木の伐採、片付け。
大変な仕事ばかりですが、いつも笑顔で務めてくださっています。
   

■ みんな、待ってるよー その2 (1月6日)
その頃、ほかの学校職員は各所で様々な仕事をしていました。
それぞれの担任が教室を整え、配付文書を作成し、授業準備をし・・・と、子どもたちを迎える準備に余念がありません。
職員室に比較的職員が多く集まっているところをぱちり。
子どもたち、みんな待ってるよー。
    

■ 命について考えること/問い続ける問い(1月5日)
10月の全校p4cが終わって間もなく。
校長室前の廊下にあるワンダーウォール(問いの壁)に、1月の全校p4cにおける問いの募集を開始しました。
すると、一番目に問いを書き込んだのはあるお子さん。
「なぜ人は死ぬのか」そう書かれていました。
訊くと「ぼくね、毎回この問いを書いてるの。なかなか選ばれないんだけれど、何回もチャレンジするんだ」と話してくれました。
小学生の時代は、決して少なくない子どもが、人の生死や命といった哲学的あるいは生命科学的な問題に興味を持ち始めると言います。
そう言えば、私も中高生の頃からずっと考え続けている問いがありました。
それは「人はなぜ生きているのか」です。
当時私は、こんなこと考えているなんてとても人には言えませんでしたし、まして身近な人と一緒に考えるなんて思いもよらなかったのです。
それから早ウン十年。哲学書などの本を何冊か読んだり、様々な人の話を聞いたりするなどの中で、その答えらしきものに出会うことは幾度となくありましたが、完全に納得できる答えは今も探究中です。
子どもが死ぬとか生きるとかについて考えているなんて聞くと、ドキッとする方もいらっしゃるかもしれませんが、人によってはある意味健全な成長の過程だととらえることもできそうです。
さて、p4cをする上では、様々な問いが子どもたちから出されます。
教科指導をする上ではカリキュラムで扱わなくてはならない学習内容がありますので、学習のねらいに迫る問いであるに越したことはありません。
しかし、子どもが出した問いであれば、生死に関する問いも、「サンタさんは誰なのか」も「スイカの縞々は何のためにあるのか」も「友だちと仲良くするにはどうしたらいいか」も、すべて大切な問いとしてとらえたいと考えています。
その中から、きっと一生をかけて探究する問い、問い続ける問いも出てくることでしょう。
1月の全校p4cは31日に行う予定です。
今回はどんな問いが選ばれ、どんな話し合いになるのか、楽しみです。

■ ご挨拶(1月4日)
新年を迎え、謹んで年頭のご挨拶を申し上げます。
皆様にとって、今年が幸多からんことをご祈念申し上げます。
赤泊小学校職員一同、今年も精いっぱい努めます。
よろしくお願いいたします。

■ 自立した学習者(1月4日)
赤泊小学校の教育目標は「じょうぶな体 きれいな心 力いっぱい 精いっぱい」です。
長年、この教育目標の下、教育実践を重ねているわけですが、実は今年度から目指す理想の教育像を「子どもがつくる学び 子どもがつくる学校」としました。
そして、この理想の姿を実現するための方策ともいうべき重点目標も変えました。それは、「問い続ける ともに学ぶ 自己を見つめる」の3本柱です。
これらは、私たちが設定し共通理解も図っていますが、同時に子どもたちへのメッセージでもあります。
   *   *   *
さて、当校の授業では、子ども同士が学び合う姿がよく見られます。
「学び合う」というと、自分で考えようとせずにすぐに友だちに答えを教えてもらって、はい、おしまいとする子が出てくるのではないかと心配される方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、当校では、学び合う前段階として主体的に学ぼうとする姿勢が、子どもたちには見られるのです。
(もちろん学び合いながら、新たな自分の考えや真理に近づく様子も見られます。)
下の写真をご覧ください。
算数の教科書に、計算を書いては消してを繰り返した跡。
「う~ん、ここが問題なんだよね」とか小声で言いながら、ぐるぐる鉛筆で書き込んだ跡。
鉛筆でトントンと何回も数えた跡。
きちんと筋道立てた書き込みではなく、「ああでもない、こうでもない」と試行錯誤し考え続けた証左がここにあります。
本当に素晴らしいです。
このお子さんの学びに向かう真剣さがひしひしと伝わってきます。
試行錯誤するときに、友だちとの学び合いに移行する子もいるでしょう。
このお子さんも友だちとともに学ぶ姿がよく見られるのですが、この授業の時には一人で追究する道を選択していました。
きっと自分の力だけで解きたかったのだろうと思います。
p4cなど「学び合う」上で大切なのは、この課題を解決したいという思いをもって主体的に、自立的に学ぶ者同士が協働することです。
そして、このような姿勢は、学び合うことを積み重ねることによって、それぞれのお子さんの中でさらに強化されていくのだと思います。
   *   *   *
このお子さん、どれくらいこの問題と格闘していたでしょうか。
やがて、「ああ!分かったー!」と小さくガッツポーズ!!!!
(私も心の中でガッツポーズ!よかったね)
嬉しそうに上げたその顔は、達成感に満ちていました。
そして、何事もなかったかのように、次の問題に取り掛かっていました。
ささやかで、でも、とても大きなドラマ、誰にも知られることのないドラマが一人一人の子どもの中で生まれています。