■ 蔵出し3(12月28日)
蔵出し第3弾。
学年ごとの蔵出しは今回が最終回。
ラストは、5・6年生!
いってみよう!
 5年生
             

 6年生
           

■ 蔵出し2(12月27日)
蔵出し第2弾。
3年生と4年生です。
張り切っていきます!では、どうぞー!
 3年生
                

 4年生
                

■ 蔵出し1(12月26日)
冬休みに入って数日。
ホームページでは、今まで撮りためた写真を一気に大放出!
お子さんは写っていますか?
 1年生
         

 2年生
       

■ 2学期どうだった?(12月23日)
終業式後、1年教室を覗くと、一人一人が立って話していました。
後で、担任に話を聞くと、校長講話で大切だと思ったこと、考えたことを発表していたとのこと。
子どもたちは、難しいところもあった私の話を、よく聞いて理解してくれていました。ありがとう。
5・6年教室を覗くと、全員が席を立って、友だちの席にあるプリントに金ぴかのシールを貼っていました。
プリントは、年度当初に自分の目標とする姿を書いたもので、子どもたちは友だちのプリントを見て目標に近づいていると思われるところにシールを貼っていたのです。
たくさんの金ぴかシールが貼られたプリントを、嬉しそうに見る子どもたち。よかったね。
     

■ 5・6年 2022ラストp4c(12月23日)
さて、プリントにシールを貼り終わった5・6年生は今年最後のp4c。
問いはズバリ!「サンタさんは誰なのか!?」。
ひえ~、ある意味禁断の問いですね。
リラックスした雰囲気の中、p4cは進みます。
多様な意見がどんどん出され、子どもたちは、友だちの意見を聞いて、自分の意見を生み出すのを楽しんでいるようです。
「寝ているときに、枕もとでプレゼントを袋に詰める音がした」とか「お母さんが、サンタは私だとカミングアウトした」とか「サンタがフィンランドの言葉を話しているのを聞いたことがある」とか「日本には日本のサンタさん、アメリカにはアメリカのサンタさんというように、サンタは何人もいる」とか、面白い意見ばかり。
たくさんあって書ききれません。
たとえトナカイのそりに乗って空を飛ぶサンタさんはいないとしても、でも人にプレゼントをあげることに喜びを感じるサンタさん、あるいはサンタさんと言われるような人はいるんじゃないか。
結論は出ないのですが、みんなの話を無理やり総合すると、そんな感じになるのかしら。
みなさんのところにも、サンタさんからプレゼントが届きますように。
明日の晩は、クリスマス・イブですね。
 

■ 終業式(12月23日)
大風の中ではありますが、終業式を行うことができました。
校長講話として、次のようなことを話しました。
「停電の中、あるいは大風の中、登校してくれた皆さん、どうもありがとう!
送り出してくださったご家族の皆様にも、感謝したいと思います。
そして、登校できなかった子どもたち、みんなの気持ちは私たちと一緒です。
現在、多くの大人たちが、私たちの日常を取り戻すべく一生懸命働いてくださっています。
普段は気づかないのかもしれないけれど、私たちの生活はたくさんの方々のおかげで成り立っていたのです。
では、子どもたちにできることはないのでしょうか。
家の人の手伝いをしましょう。
また、今なお停電している家の友だちを気遣う、心配する、寄り添うことも大事です。
私たちは多くの人たちのつながりの中で生きています。
自分の大変さを分かってくれる人がいる、自分を支えてくれる人がいる、そう思うことができれば、人は前に進めるのだろうと思います。
明日から冬休みです。もしも、心が痛くなったり、つらくなったりしたときには周りの人に相談してみてください。(以下省略)」

■ デザート狂騒曲(記事更新12月23日)
22日(木)、給食センターから給食の提供はされませんでしたが、デザートのケーキだけは届きました。
子どもたちの大好きなケーキ。
ほおばる嬉しそうな顔、顔、顔。
おいしそうだねえ。
余ったケーキを手に入れるべく、希望者間で争奪戦が繰り広げられました。
気合の入ったじゃんけん!
みんなで分けるため厳正に等分する顔は真剣そのもの!
         

■ 子どもたちの姿を見ると心が上向きになります(記事更新12月23日)
22日(木)、ようやく学校を再開することができました。
みぞれ降る中、子どもたちがてくてくと登校してきました。
停電が解消した家のお子さんもいれば、まだ停電中の家から登校してくれた子もいます。
大変な状況の中、「友だちに会いたい」「学校に行こう」と学校に来てくれた子どもたち、そして送り出してくれたご家族の皆様に、心からの敬意と感謝の気持ちを表したいと思います。どうもありがとうございます!
そして、残念ながら、登校できなかった皆さん。
皆さんの気持ちは、私たちと同じところがあるのだろうと思います。
早く、みんなでまた集まれるといいね!
朝、玄関に立って子どもたちを迎えていると、あるいは教室を覗くと、子どもたちの元気な姿を目にすることができました。
一人一人の笑顔に触れたり、盛んに話しかけてくれる言葉を聞いていたりするうちに、自分の心がどんどん上向いてくることが分かります。
皆さんの笑顔は、人を力づけるんだね!
日中、業者の方が除雪に来てくださいました。
ありがたいことです。
  

■ 学校再開(記事更新12月23日)
3日間の休校が明ける22日朝、子どもたちを待つ校舎です。
校舎に明るさが戻ってきました。
あと数時間で子どもたちも戻ってきてくれます。
今日から学校再開です!

■ 3日間の休校(記事更新12月23日)
前日18日(日)の夜から学校を含む地域で停電になり、19日(月)から21日(水)まで3日間の休校としました。
電気が通らないため、暖房が効かない、電灯が点かないなど、小学生にとって学習できる環境ではないとの判断です。
それにしても電気が通らないということが想像以上に私たちの生活に与えるダメージが大きいことを実感しました。
早朝から真夜中、あるいはそれ以降も電気の復旧作業や倒木の片づけを含めた除雪作業などをされていらっしゃった方々には感謝しかありません。
写真は朝7時の校舎内の様子です。
 

■ 環境衛生検査(12月16日)
この日、校舎内の環境衛生検査が行われました。
写真でバインダーをもって記録している養護教諭の隣で、パソコンのディスプレイ画面と手元のキーボードの明るさが十分かどうか照度の検査をしてくださっているのが、学校薬剤師さんです。
とっても穏やかで優しくて、でもものすごい力をお持ちの方なんですよー。
こうして多くの方々からご支援いただきながら、安心安全な教育環境が整備されています。

■ 5・6年感謝の気持ち(12月16日)
昼休みに、私が例のごとくふらっと5・6年教室を覗くと、子どもたちが床に寝そべっています。
「うんうん、床暖房っていいよねー、分っかるー」などと思って近づくと、「ギャー!見ないデー」とつれない言葉。
そう言われるとますます気になるじゃないですか。
「まあ、校長先生だからいいかー」と許してもらえましたが、その言い方もちょっとつれないんじゃない?ふふふ。
で、彼らは何をしていたかと言うと、5時間目が2学期最後の家庭科の授業なので、指導の教師にサプライズで感謝の気持ちを伝えるプレゼンテーションをパソコンで作っていたのでした。
みんなで相談しながら作っていました。
さて、5時間目。子どもたちは指導の教師に「先生、最後5分間くらい、私たちにください。ちょっとやりたいことがあるのです」と申し出。
さて、家庭科の授業が終わり、5分間残して教師が教務室に戻ろうとすると、あるお子さんが「あ、先生、ちょっとここ分からないんですけれど、教えてください」と引き留め工作。なんてったってサプライズですからね。ファインプレー!
そして、5・6年生からの感謝のプレゼンテーションの開始です。
それぞれの子の感謝の言葉が大画面に映し出され、同時に口頭でも感謝の言葉を贈ります。
一人一人が話す度に拍手が起こります。
もう、私、こういうの弱いんだよなー。目頭が熱くなります。
サプライズでこういうイベントをささっと企画運営しちゃう5・6年生。
ICTの活用技能の高さもさることながら、こういうことをしちゃう気持ちやアイディアって素晴らしい。
5・6年生、育っていますね!
  

■ ワックスがけの後始末(12月16日)
この日、子どもたちが登校した直後から、自主的な活動が始まりました。
前日のワックス掛けをするために、廊下に出しておいた机やいすなどを、教室に戻し始めたのです。
ランドセル背負ったままです。
イベント後の紙吹雪の片付け同様に、赤泊名物になりそうですね。
このように、赤泊小学校の子どもたちの素晴らしさは、あらゆるところで見ることができます。
    

■ 4年 詩作(12月16日)
4年生の詩をもう少し紹介します。
本当はもっとあるのですが、いくつかを厳選。
指導した教師に聞くと、始めに自分の思いを作文にしてから、その中から言葉を精選して、再構成して詩作につなげたそうです。
「楽しい」などの言葉は、しぐさや表情など別の言い方で表せないか考えるようにも指導したとのこと。
子どもの揺れる思いが表現された詩もあり、どれも素晴らしい出来栄えです。
では、どうぞー!
    

■ 【職員作業】ワックスがけ(12月15日)
先日子どもたちが学期末大清掃を行ったところで、この日は、職員が総出で教室のワックスがけを行いました。
まずは、今一度床を掃き、水ぶきをしてゴミや汚れがないようにします。
中には、雑巾がけレースのように、走りながら水ぶきする猛者もいるのです。すごいなあ。若いっていいですね。
私だったら、翌日大変なことになっているだろうなあ、いや2、3日は覚悟しなくちゃなりません。
たまたま教室にいた5・6年生もお手伝いしてくれました。どうもありがとう!
その後、ワックスをかけ、床はピカピカになりました。
これで新年も、いや明日から、すっきりした気持ちで学校生活を送ることができますね。
子どもたち、先生方、ありがとうございます!
    

■ 昼休み(12月15日)
昼休み、教室を覗くと何人かの2年生が積み木をして遊んでいました。
しかし、そこはさすが2年生。
ただ積み立てて形を作るだけじゃ飽き足らず、コースにして、小さな球が円滑に転がるよう工夫していたのです。
途中でつかえた場合、どこをどうすればスムーズにいくか試行錯誤していました。
頭と体を使った遊び。楽しいよね、こういうの。
でも、もしかしたら、どの遊びも創意工夫次第で、面白くなったり、高度になったりするんでしょうね。
5・6年生だったらどうやって遊ぶのかしら。
廊下の広いスペースでは、2~4年生が縄跳びをして遊んでいました。
跳んでいる子の横で倒れているのは、二重跳びをしすぎて「もう、だめ~」と疲れ切っている子です。ははは。
縄跳びブームの予感!
 

■ 年素晴らしいセンス!(12月14日)
4年生は指導計画に沿って、定期的に詩作に取り組んでいます。
廊下には子どもたちが作った、素敵な詩が掲示されています。
子どもたちの詩作はだんだんと上達しているようです。
子どもたちの力量の向上の裏には、担任の指導力があるのはもちろんですが、日常生活の中でも子どもたちのセンスが磨かれているのでしょうね。
子どもたちの作品を何点か大公開します!
     

■ 年おもちゃランドに招待しました/1年おもちゃランドに招待されました(12月14日)
2年生は生活科でおもちゃランドをつくり、1年生をご招待。
釣り堀、ゴロンゴロンねこちゃん、パタパタ車、コリントゲーム、射的などなど、楽しいお店が揃いました。
1年生にそれぞれのコーナーで遊び方を説明して、そして楽しそうに遊んでもらっている時の2年生の嬉しそうな表情ったら!
私も遊ばせてもらいましたが、2年生が作ったおもちゃだからと言って侮れません。
思わず熱中しちゃうおもしろゲームばかり。
適度な難しさがあるのが、1年生も大人も惹きつける秘密なのかもしれませんね。
「今度、1年生が全員そろったらまた招待したいです」とは2年生談。
それくらい、人に楽しんでもらうって嬉しいことなんだと気づいた2年生でした。
1年生も、2年生ってすごいな、優しいなって思ったんじゃないでしょうか。
よかったね、みんな!
           

■ 期末大清掃(12月14日)
年末を迎えるにあたり、学校でも大掃除。
いつもより長い時間をかけて、念入りに清掃をしました。
子どもたちは丁寧に丁寧に取り組んでいました。
上級生が下級生をサポートしながら活動する姿、いいですね。
きれいになった校舎で、冬休みを迎えます。
   

■ 年国語 やなせたかしの思いに迫る 1 (12月13日)
5年生はやなせたかしの伝記で学習中。
この日はp4cで考えを深めました。
問いは「やなせたかしは、どんな思いでアンパンマンを作ったのか?」です。
結論から言うと、とにかく素晴らしいp4cだったのですよ、これが!
子どもが語れば、指導の教師だって語ります。
発言は多岐に及び、その一つ一つが子どもたちの発言の響き合いの中から生み出されていきました。
常に教科書の叙述に立ち返りながら、話は広く拡散し、それぞれの方向で深まり、やなせたかしの思いを多面的・多角的にとらえることができていました。
p4cの終盤、「ちょっと最初の議論に戻るんだけれど・・・」と前置きして、あるお子さんが話した言葉。
話がぐるーっと360°回転して元に戻ってきたっていう感じでしょうか。
その言葉はp4cの序盤の話に比べると相当深まっていました。
(つづく)
  

■ 年国語 やなせたかしの思いに迫る 2 (12月13日)
(つづき)
また、途中からじっとうつむき、黙って考え込んでいたお子さんのところにコミュニティ・ボールが回っていったとき、そのお子さんはしばらく黙っていた後で、とつとつと語り出しました。
「やなせたかしもアンパンマンも、命を削りながら人のためになろうとしたその気持ちが、愛された理由なのだと思います」のような趣旨の話でした。
ずーっと黙っていても、話し合いの文脈をしっかりととらえながら、じっくり考えていたんだね。
発言の細かいところまではよく覚えていなくてすみません。だって感動して、頭の中真っ白けになっちゃたんだもの。
さらに、道徳で学んだ杉原千畝やいじめについての議論も想起し、それらと関連付けながら「正義」について汎用化させた子どもたちのセンス。
いや、ここは「深い学び」と言いましょう!
具体的な事柄と抽象的な事柄を往還させて、子どもたちは考えていたのです。
私なんか途中から半泣きでしたもの。いや本当に!
参った!お見事!すごいよ、君たち!
たっぷり45分間、まるまるp4c。
考えに考えた子どもたち。
授業後、「はー、疲れたー」とか、「めちゃくちゃ深読みしたなー」とかいう声が聞こえてきました。
晴れ晴れとした顔つきの子どもたち。授業後は給食を食べに行きました。今日はぶりカツ丼だー!
     

■ 年国語 教室の文豪たち (12月13日)
この真剣なまなざしをご覧ください。
文豪の迫力がありますね。
この日、2年生は国語で物語づくりに取り組んでいたのでした。
まずは登場人物とその性格などを決めて、それからストーリーを考えます。
ちゃんと「はじめ」「なか」「おわり」と文章構成を考えてから、原稿用紙に執筆開始です。
どんな物語になるのかしら。
「せんせーい、原稿用紙がなくなりました。新しい原稿用紙をください」というお子さんも。乗ってきましたねー。
楽しそうに筆を進めています。
どんな物語が出来上がるのかな?
  

教室には、2年生が刷った版画が飾られていました。
とっても素敵なので紹介しまーす。
    

■ 年国語 大豆以外の姿を変える食品 (12月13日)
説明文『すがたを変える大豆』で文章構成等について学んできた3年生。
この日は、大豆以外で加工される食品について、調べながら説明文を執筆していました。
教科書の説明文の構成を参考にしながら、図書室から借りてきた資料の丸写しではなく、自分なりに再構成して書きますから、なかなか大変です。
でも適宜友だちや先生と相談しながら集中して書いていました。
  

■ 年 もうすぐ冬休み(12月12日)
私は子どもの頃、お正月ってとっても楽しみにしていたものでした。
まあ、今でもそうですけれど、うふふ。
さて、もうすぐ冬休み。
この日、2年生は冬休みの計画を作っていました。
「冬休みにしたいことは?」と担任が問うと、「そうだなあ、雪合戦です!」「ぼくは雪だるまづくり」などのほかに「雪かきをしたいです!」という殊勝な心がけの子も。2年生にとっては雪かきも楽しい遊びになるのですね。
「冬休みは毎日どんなことをしますか?」と問えば、「ネコの世話をします」「風呂上りや寝る前にストレッチをします!」「腹筋運動40回です!」「洗濯ものをたたむ手伝いをします」「茶碗運びを手伝います」などなど、自分のためになること、家族のためになることなど、様々な計画が発表されていきました。
さらに一日の生活スケジュールを考えるときには、「8時半くらいに起きることにします」というお子さんには、「学校がある時と同じくらいの時刻に起きてほしいなあ」と担任。
「午前1時間、午後にも1時間勉強します!」という計画を立てたお子さんも。
がんばってください!
子どもたちが楽しみにしている冬休み。
計画作りも楽しそうです。
夏休み前にみたいに「冬休みをなくそうと思いますっ!」なんて言わないから、安心してね、うふふ。
  

■ 年 オンライン会議に挑戦!(12月12日)
1年生はタブレットを抱え、いくつかの教室に分かれて勉強。
タブレットを使って、オンライン会議に挑戦するそうです。
担任等が子どもたちの様子を見ながら、適宜アドバイスをして回ります。
タブレットの画面に友達の顔が映ると、ホッとするやら、嬉しいやらで、とりあえず手を振りたくなるんですよねー。わーい、やっほー!って感じでしょうか。
この日はオンラインで話し合うところまではいかなかったようですが、様子を見ると、慣れてくればスムーズに接続できそうです。
1年生のみんな、上手につながっていたね。すぐにお手のものになりますよ。
  

■ 読み聞かせ(12月12日)
昼休み、読み聞かせボランティアの皆さん等が、子どもたちに読み聞かせをしてくださいました。
じっと絵本を見つめる、目、目、目。
クリスマスに関係する本を読んでもらった教室では、ジョン・レノンの「Happy Christmas」を聞かせてもらった子どもたちもいました。
♪So this is Christmas~で始まるこの曲。聞いたことがある子もいたんじゃないかな?
「ありがとうございました。私は絵本の世界に引き込まれました」と感想を発表する子も。
よかったね、みんな。
冬休みには、好きな本をじっくり読む時間を作れたらいいですね。
    

■ 5・6年 電磁石を作る(12月12日)
5・6年生は理科室で電磁石を工作!
理科の『電流のはたらき』の学習です。
設計図を見ながら、導線を巻いてコイルを作ったり、導線のエナメルをむいたりと細かい作業が続きますが、やっぱり子どもたちは楽しそうです。
次の時間にはモーターが回るようになるかな?
でも意外と、これ、難しいんですよね。
見事くるくる回ればお見事!
友だち同士教え合って、がんばってね、5・6年生のみんな。
  

■ 5・6年 道徳p4c 【その1】(12月9日)
林木林の『二番目の悪者』を教材に道徳でp4c。
子どもたちが作り、選んだ問いは「このお話では、だれが一番悪いのか?」です。
「登場人物はみんな同じくらい悪いと思う」「みんな無責任に話しているだけで、自分事として、責任をもって話していない」「噂話をよく確かめもしないで信じたのは悪い」「噂をすぐに信じないで、本当かどうか証拠を集めればいいんじゃないかな」「たしかにそうだね。でも証拠を集めるったって、難しいし、時間もかかりそうだなあ」「う~ん・・・、私が登場人物たちの立場だったら、相当メンタルも削られてるだろうから、抵抗できないかもしれない」などなど、とにかく語り合いました。
授業時間が終わるまで、意見が途切れることがありませんでした。
それも建前だけの意見表明ではありません。
自分の弱さをも見つめながらの、心の深いところから湧き出る言葉を、子どもたちは少しずつ少しずつ紡いでいったのです。
そうして紡ぎだされた一人一人の言葉に、全員がじっと耳を傾けます。
ある子は発言する子を見つめながら。
ある子はうつむいて身じろぎもせずに。
さらに。
「もしもぼくらが銀のライオンの立場だったら、みんなはどうしますか?」とか、
「みんなに訊きたいんだけれど・・・」とか、
「ねえ、これは端から全員が自分の考えを順番に話していったらどう?」とか。
子どもたち一人一人がファシリテーターとなって、私たちのp4c、ぼくたちのp4cという意識で話し合いを深めていきました。
(つづく)
   

■ 5・6年 道徳p4c 【その2】(12月9日)
(つづき)
「絵本に描かれている、荒れ果てた野原のこのイラスト。みんなは何のイメージだと思いますか?」なんて発言!?普通の小学生はしませんよ!もう驚愕!!
担任もこの問いかけを受け、子どもたちと同じ参加者として、言葉にならないような言葉をとつとつと語り出しました。
「ねえ、みんな。私には、このイラストは登場人物の心を表しているように思えるなあ。・・・心ない噂に踊らされて、人を傷つけてしまっていたこともあったかもしれない。多くの人と同じように噂に乗っていれば、そりゃあ楽かもしれない。楽だけれど・・・、でも濁っている・・・。どうなんだろう・・・。みんなは、このクラスはどうだと思う?このクラスでこういうことがあったらどう?」
「このイラストはまるで、砂が中央の穴にどんどん落ちていく砂時計のよう。どうしてそう思うかというと・・・」
「●●さんの話を聞いて思ったんだけれど・・・」
今のクラスについて考えつつ、イラストの多様な読み取りが、表出されます。
友達の意見を聞いて、「ああ、このイラストがイメージするものはこの絵本の主題に直結しているんだ」と気づいた子もいたようです。
絵本のイラストを読み取るという視点は、子どもから出されたものであったことを踏まえると、このp4cの重要な分岐点は子ども自らが見出したものと言っていいでしょう。
ほかにもいくつかの分岐点、あるいは潮目がありましたが、その多くが子どもから出されたものでした。
「金色のライオンが一番悪いと思う。でも・・・、そのライオンの気持ちも分かるんだよね。もしかしたら、金のライオンのこうなりたいという強い思いが・・・噂っていう変な形で出ちゃって、そこに周囲も乗っかっちゃって・・・。みんな、自分のこととして考えてみて」と担任が語ると、子どもたちも応えます。
「この絵本の出来事って、現実でも起きそうだと思う」
「みんなで相手を一方的に攻撃することって・・・。こうして争いって起こるのかも」
「●●さんの考えと同じで、現実に起きたらダメなんだけれど、自分が気づかないところで、人を傷つけているかもしれないと思う」・・・
5・6年教室のこの時間。p4cはまるで子どもたちと担任の多種多様な思いが結合した有機体のように、ゆらゆらとゆっくり飛び回り、一人一人の体の中に入り込み、そして一人一人を包み込んでいきました。
これまで数時間にわたり、いじめ問題について語り合ってきた子どもたち。
それらの学びが、子どもたちの心の中にしっかりと生きていました。
言葉で言い表せないこの感動。
ねえ、5・6年生のみんな!授業が終わって参観者からあんなに拍手が沸き起こるなんて、めったにないことなんだよ。
そして、あのとき君たちも一緒になって拍手をしたよね。私は嬉しかったなあ、みんなで分かち合えたような気がして。
      

■ クリスマス集会(12月9日)
総務委員会主催でクリスマス集会が行われました。
子どもたちの企画運営し、この日のために準備や練習を重ねてきたとのこと。
会場となる体育館に行くと、サンタさんやトナカイなどのど派手に扮装した総務委員の子たちが待ち構えていました。
例のごとく、集会は子どもたちだけでバンバン運営されていきます。
縦割り班ごとにボール運びリレーを楽しんだ後に、クリスマスカードの交換です。
寒い朝でしたが、子どもたちの心の中はほかほかですね。
   


■ 
年 自分と家族の一日をくらべてみたら・・・(12月9日)

1年生は、自分の一日の生活と家の人の一日の生活を比べていました。
家の方が家族のためにしていることは、「洗濯」「ご飯の支度」「後片付け」「掃除」「(私たちが具合が悪くなった時には)看病」「学校への送り迎え」など、こうして書き出してみると、「初めて知ったよ」とか、「おうちの人がみんなのためにしていることが多いなあ」「おうちの人はすごいと思います」などの感想が。
「それなのに、自分は見ているだけだった」と気づいた1年生。
「どうしてこんなにたくさんの仕事をしてくれているのでしょう」と担任が問うと、「家族のために、子どもためにしてくれている」「子どもが元気に育つように」「子どもを大切にしてるから」「みんなが気持ちよく生活できるように」などと子どもたちは考えました。
授業の最後には、「ではそんな家の人のために、何をしますか?」という問いかけに、子どもたちは「何をしようかなあ」と楽しそうに考えていました。
もうすぐ冬休み。家族の一員として、家の仕事がしっかりできるといいですね。
   

■ 平和を願う日(12月8日)
【その1】 アジア・太平洋戦争が始まった日
1941年12月8日。真珠湾攻撃。
その前から日中戦争をしていましたが、さらにアメリカ等の国々との戦争に突入。
1945年8月6日と9日の原子爆弾投下まで日本は止まることなく突き進んでいくことになります。
日本人として忘れてはならない日です。
教室で子どもたちに話した教師もいたかもしれません。
写真は図書室の本の中の1ページ。アジア・太平洋戦争ではありませんが。


その2】 Jアラート訓練
2時間目、Jアラート訓練を行いました。
事前に指導を受けていたとはいえ、放送でJアラートが鳴ると、一気に緊張が走ります。
しかし、子どもたちは落ち着いて行動していました。
机の横にかかっている赤白帽子をかぶり、机の下に速やかにもぐることができました。
また、窓際の子どもたちは万全を期すために、窓から離れ、壁際に移動し、ダンゴムシのポーズで頭部等を守りました。
写真は、3年生の様子。書写の途中だったのです。
訓練後、子どもたちには「ミサイルが落ちてきそうなときにはこのように避難します。今、世界中の大人たちがこのようなことがないよう、一生懸命知恵を絞っています」と話しました。
 

【その3】 4年生教室には・・・
4年生教室には、あるレコードが置いてありました!
ジョン・レノンの『イマジン』です。
今日は彼の命日でもありますね。
担任のこの思い。ぐっときます。
4年生教室ではどんな話があったのかしら。

■ 3・4年社会 駐在さんを迎えて(12月8日)
平和つながりで。
3・4年生は赤泊駐在所の山碕様を講師にお迎えして、警察の仕事について学びました。
子どもたちは2年生の頃、駐在所に訪問して様々教えてもらったことがあります。
1、2年後、再び警察について学ぶことになるのですが、当時の彼らとは見方も考え方もかなり違っていて、新しい視点での学びが展開されていました。
子どもたちは様々な質問をしていました。
「捜査が終わらず、犯人が捕まらなかったらどうなるんですか?」
「もしも指名手配犯を見つけたら、どうしたらいいんですか?」
「警察官になるには、どうしたらいいんですか?」
「普段どんな訓練をしているんですか?」
「今までで一番怖かった事件は何ですか?」
「なんで警察官になろうと思ったんですか?」
「事件解決するための捜査って、どんなことをするんですか?」
などなど盛りだくさんです。
「取調室では牛丼とか出るんですか?」
「張り込みをしているときって、あんパンとか食べられるんですか?」
なんていう質問も。
やっぱり前とは質問の質が違いますね、さすが。
とはいえ、防弾チョッキや盾などを目にすると、子どもたちは一気に色めきだちます。
(駐在さん)「この警棒で叩かれると、骨も折れちゃうことがあるんだよ」 (子どもたち)「ええー!」
(駐在さん)「この対人用手袋は包丁の刃を持っても切れないんだよ」  (子どもたち)「ええー!」
大盛り上がりです。
見せてくださった品々は、パトカーに常備されているのだとか。
楽しく、勉強になった時間でした。
  


■ 2年生活 赤泊駐在所に突撃!(記事更新12月8日)
平和つながり、警察つながりで。
実は前日の12月7日に、2年生が赤泊駐在所に突撃取材をしていたのでした。
駐在所の様々な場所を見学させていただきました。
どうしても気になる扉があった、あるお子さん。「この中は何の部屋ですか?見せてください!」と突撃取材魂を発揮します!
「えー、ここは寝る部屋なので見せられません・・・」。ははは、そりゃあ、ダメですね。
その後、10キロもある防弾チョッキを着せてもらい、金属製の盾も持たせてもらうと、子どもたちはあまりの重さによたよた。
「これは体を鍛えなくちゃだめだなー」とは子どもたち談。
こんな重いものを持ちながら、私たちの生活を守ってくださっている駐在さんの頼もしさ!ありがたさ!
子どもたちは改めて実感したことでしょうね。
  

■ 1年 漢字はしっかり覚えます(12月7日)
しんと張り詰めた雰囲気の中、1年生は机に向かって何やら一心に書いています。
実は漢字を練習していたのでした。
黒板を見ると、それぞれの画をどこで交差させるかなど細かいところまで学習した跡がありました。
また、美しい文字を書くことができるよう、文字の形や画と画のバランスについても学んでいることが分かります。
1年生は書き終わると、担任のところに持っていって、練習した文字を見てもらっていました。
書き順も含めて、こうして丁寧に丁寧に学んでいます。
1年生のみんな、字をたくさん読めるようになる、書けるようになるって、とっても嬉しいことなんだよね。
そして、この調子で一生懸命練習していれば、豊かな言語力を身につけられ、豊かな人生を送ることができると思うよ。
    


■ 5・6年国語 (12月7日)
今日も今日とて蚊帳の外。ははは、もちろんいい意味です。
この日の5年生の国語の授業は私が担当しました。
始めにWEBテストをやった後、時間がたくさんあったので、あるお子さんが私に質問しました。
「校長先生、昨日の国語の続きをしてもいいですか?」。
前日、5年生は国語で『やなせたかし』を勉強したほかに、もう1時間別の国語の勉強をしていたのです。
訊くと、都道府県の名物などを題材としたすごろく作りをするのだそうです。
「どうぞ」と答えた途端、子どもたちはどんどん自分たちだけで学習を進め始めました。
ものすごく熱心で、楽しそうです。
あいかわらず、自分たちで学びをつくっているねー、君たち。
さて、その頃6年生はというと、担任と一緒にこちらも国語。
日本の伝統芸能 狂言の『柿山伏』の学習をしていました。
古語で書かれているシナリオを何度も読み、音読のリズムを味わいながら、内容を理解します。
読書百遍義自ずから通ず。
こちらもなんだかとても楽しそうに学んでいました。
 
 

 5・6年体育 ICTの有効活用(12月7日)
もう一丁、5・6年生。
5・6年教室の前を通ると、「うわっ!」とか「す、すごーい」とか歓声とも感嘆とも言えるような声が聞こえてきました。
何をしているのかしらんと中を覗くと、跳び箱の演技の動画を視聴していたのでした。
そのうち動画はオリンピックの内村航平選手や白井健三選手の演技に。そりゃあ、歓声が上がりますわね。
かつては、教師が口を酸っぱくしながら何回も体の動かし方を説明し、師範演技をする、そんな風景がオーソドックスな体育の授業スタイルでした。
しかし、百聞は一見に如かず。
これなら、教師が口頭で説明するよりも分かりやすく、すぐにイメージすることができますね。
教師から、「オリンピックの跳馬も、君たちが体育で練習している跳び箱の動きが基本になっているんだよ」との話に、次の時間に向けた青い炎がめらめらと燃え上がるのが見えるようでした。
   

■ すてきな掲示(12月7日)
寒くなってきました。赤泊の峠は雪が降ったとか。
児童玄関のホワイトボードには次のような言葉が書かれていました。
「どんなに朝が寒くても、大切な人からの『おはよう』の声で、心も体も温まる。床暖よりもエアコンよりも、あいさつで心の暖房を。」
う~ん、沁みますねー。
一方、保健室前の掲示板には、クリスマスツリーとメッセージカードが。「いつもがんばっている あなたへ」と書かれています。
中を開いてもらうと、「Merry X'mas!! Happy!」。嬉しい気持ちになりました。
さらに養護教諭が「このクリスマスツリーは暗いところだと光るんですよ」と話すと、子どもたちは掌で暗くして覗き込んでいました。
「あー!本当だ、光ってる!」
素敵な心遣いとちょっとした驚き。
すてきな掲示ですね。
    

■ さくらポンポンズ活動再開!(12月6日)
お待たせしました!待ってたよ~!!
諸般の事情から、活動休止していたさくらポンポンズがこの日復活!
昼休みのステージは、いつものように熱気に包まれます。
ペープサートを使った舞台は、笑いあり、涙あり、初恋あり、魔法あり、主人公がおにぎりに変えられちゃうというびっくり展開ありという素晴らしいストーリーテリング。
ステージ後には、恒例となった会場の客さんからのアイディア募集のコーナーもありと、いつものさくらポンポンズが帰ってきました。
ファンからは「次は歌や踊りがあったほうがいい」などのリクエストも。
最後はさくらポンポンズとファンクラブ会員(の一部)で記念撮影。はいチーズ、ぱちり。
で、次回の公演はいつなの?楽しみに待っていますね。
   

■ 5年国語 自己組織化して学ぶ2(12月6日)
前日に3年生が自己組織化して学びを進めていたという記事を書きました。
そして、最後に「そのような姿は多くの学級で見られるのです」と書いたのですが、5年生でも驚くべきことがありました。
この日、5年国語を指導している教師が不在でしたので、代わりに私が指導を担当したのです。
新しい単元の導入となる1時間目の授業。
まず、この単元では「伝記を読んで、自分の生き方を振り返ろう」を目標に学ぶことを伝えました。
そして、初めて出会った教材文を読み、初発の感想を書くように指示して、私は別の用事をこなすために、教室を一時離れたのです。
その時は、「5年生は立派だから、私がいなくても、初発の感想をしっかり書くことができるだろうな」と踏んで離れたのですが、教室に戻ってきたときに、私は驚愕の事実を目の当たりにすることになったのです!(サスペンス調!?)
なんと、5年生だけで勝手に(失礼!「自主的に」)、初発の感想の交流をp4cで行っていたのです。
タブレットで参加のお子さんも含めて!
これはp4cの成果であると、確かなこととして申し上げることはできません、まだ今は。
5・6年生は算数は複式で直間指導のもとで学び合っていることもまた、子どもたちの学びにプラスに作用していると思われます。
しかし、p4cを中核に据え「子どもがつくる学び 子どもがつくる学校」を目指して、教職員一同が懸命に教育実践を重ねていることが間違いなく関係していることと思います。
学校職員と話をしていると、子ども同士の信頼関係は徐々に高まっているし、学びの主体者意識も確実に醸成されていると2学期末を迎えた現在、強く感じます。
日本中には、教師の指示がないと学ぼうとしない、あるいは、学べない子どもたちがたくさんいます。
そんな中での、赤泊小学校の子どもたちの、この姿!
かー!参りました。
まさに子どもたちが自ら学びを作っていく姿を見て、やっぱり私は目頭が熱くなったのでした。
*ちなみに、この日学習をしたのは、大人の事情で会議室。
 その壁に貼ってある写真は、今年度4月から子どもたちが4pcをやっているところを撮影したものです。
 
 

■ 3年国語 自己組織化して学ぶ(12月5日)
3年国語を指導している教師が不在でしたので、代わりに私が指導を担当しました。
しかし、「指導」と言うのもおこがましいくらい、子どもたちは素晴らしい勉強ぶりを発揮していました。
私は課題を提示した後で、「クラスの全員が分かることが大事。席を立って自由に意見交換しながら、自分たちの考えをまとめなさい」と話した途端、「ねえ、みんなで一緒になってやろうよ」とある子が言うと、みんなが賛同して机を合わせ始めました。
さらにいつの間にかコミュニティ・ボールも持ち込まれ、p4cが始まってしまいました。
私は指をくわえて見ているだけです。完全に蚊帳の外です。とほほ。
子どもたちが自ら学びを組織化して、自分たちだけで学習を進める姿の素晴らしさ。
私は子どもたちの成長が嬉しいやら、私の出番がなくて寂しいやらで、目頭が熱くなりました。
君たち、これほど成長していたのね。まさかこれほどとは思いませんでした。
子どもたちの学ぶ様子を参観していた教職員から一言。
「皆さんが友だちの意見をこれほどしっかりと聞いて、自分の意見をこれほど堂々と発言しながら話し合うのは、本当にすごいと思います」。
よかったね、3年生のみんな!
担任やいつもの指導者がいない時にこそ、子どもたちの学ぶ力が問われます。
子どもたちには、学びの主体者意識と自ら学びを作る力が、着実に身についています。
そして、このような姿は多くの学級で見られるのです。
       
 

■ 1・2年体育 跳び箱(12月5日)
体育館を覗くと、1・2年生が跳び箱をしていました。
跳び箱は体を支持する力、跳躍力のほか、跳ぶという身体感覚、調整力など様々な能力の育成を図ることができます。
1・2年生はどんな跳び方を学んでいるのかなと見ると、オーソドックスな開脚跳びに加えて、膝を抱え込むようにして跳ぶ「抱え込み跳び」(閉脚跳び)にまで挑戦していました。
2年生ともなると、ぴょんぴょん跳ぶ子もいて、1年生は憧れのまなざしです。
子どもたちはみんな大変意欲的に挑戦していました。
跳び箱好き、運動好きな子に育ってほしいと願っています。
  

■ 1年道徳 【学習参観】p4c(12月2日)
1年生は道徳でp4c。
教材は『ぼくもしたい』です。主人公が仲間外れにされるという、読んでいて切なくなる物語です。
まず、子どもたちは、休み時間の過ごし方から、あからさまに「入れて」「だめ」と一緒に遊ぶのを断るのは、「仲間外し」であり、僕が嫌な気持ち、悲しい気持ちになってしまうことを共通理解しました。
教材文では、「もういっぱいだから一緒に遊べないよ」と狡猾な言い方で仲間外しをする場面があり、これについてどう思うかp4cで考え合いました。
問いは「『もういっぱいだよ』と言うのはいいのか!?」です。
1年生は仲間に入れてもらえなかった「ぼく」の気持ち、入れなかった「中山さん」の考え、そして見ていた周りの子どもたちの気持ちについて、考えを深めていました。
授業の最後には、休み時間の過ごし方を再度確認し、それぞれのお子さんが自分の生活を振り返っていました。

■ 2・3年道徳 【学習参観】p4c(記事更新12月5日)
2・3年生も道徳でp4c。
教材は『たかしさんの黄色いズボン』。
たかしさんの汚れたズボンを、てつおさんがからかって投げたところ、クラスも同調するように投げ合う様子を見た主人公が「やめろ」と言うと、クラスのみんながようやく同調して「そうだ」という話です。
子どもたちが出した問いの中から選ばれたのは次の問いです。
「クラスのみんなはどうして最初から『やめろ』と言わず、主人公が『やめろ』と言った後に漸く『やめろ』と言い出したのか?」
いじめの被害者や加害者の2項対立を超えた、観衆や傍観者の立場から主題に迫る問いです。
「ズボンを投げ始めたてつおさんが怖いからすぐに言えなかった」「止めさせようとすると、自分も投げられるかもしれないから」「誰かが言ってくれたから言えた」など、実際の傍観者・観衆の立場に立った意見が出されました。
そこで担任は「ズボンを投げられているたかしさんはどんな気持ちだと思う?」と今度は被害者の立場で考えるよう促しました。
さらに「もしも自分のところにズボンが投げられてきたらどうする?」と問いかけました。
そして授業後の振り返りでは、「たかしさんはあんなに悲しいんだなと思った」「自分のところにズボンが投げられてきたら、返せればいいと思う」「てつおさんは強いけれど、勇気をもって言いたいと思う」などの考えが表明されました。
「てつおさんは、この後謝ったのか?」など加害者の視点で考える子もいました。
被害者そして傍観者や観衆など様々な立場に立って考えるよう促した道徳の授業になりました。

■ 4年道徳 【学習参観】p4c(12月2日)
なんと4年生の道徳でもp4c!
問いは「私たちのことを大切にしてくれている家族に、どんなことをするとしたら喜ばれるのか?」です。
「手伝いをしたらいい」「メッセージを書いて渡したら?」「プレゼントをあげるといいんじゃない?」「家族の負担を減らせるようなことをしたらいいと思う」などの意見が出されました。
やがて「家の人は私たちにどのようになってほしいと思っているのだろう」ということに視点が移っていきました。
ここから家の方も一緒になっての話合いに。
「私たちが健康である」「人の話を聞いて自分の考えを話せるようになる」「人も自分も大切にする」「ルールを守る」「やるべきことをすぐにやれる」など、自分の生き方にも考えが及ぶようになりました。
p4c後の子どもたちの振り返りを紹介します。
「家の人に叱られるってことは見方を変えれば、嬉しいことなのかもしれない」「人の役に立つ人間になりたい」「ありがとうと言うことって大事なんだと思う」「家族のことを手伝っていきたい」「いつまでも家の人の世話になってばかりいないで、自分のことは自分でできるようになりたい」。
家の方の思いを受け、まっすぐに育ってほしいと思います。

■ 5・6年道徳 【学習参観】p4c(12月5日)
そして、5・6年生も道徳でやっぱりp4c!
「全国水平社宣言」をもとに学びを深めました。
問いは「西光万吉さんって、どんな心をもった人ですか?」です。
差別に苦しむ人に、自らの心を開き、正面から向き合っていた西光万吉さん。
「もしも相手の立場に自分が置かれていたら・・・」
「もしも私たちの身近に苦しむ人がいたら・・・」
そんなことを想像しながら、5・6年生は真剣に友だちや教師の言葉に耳と心を傾けていました。
差別は、自分の他者への偏った認識から始まる、相手を見下すことから始まる。
差別をしないためにも、相手のいいところを見つけ、、相手の立場に立って、相手を理解する。
これまでの自分とこれからの自分を見つめる、対話の時間となりました。


* 学習参観では全学級が道徳の授業を公開することを教員間で確認したのみで、内容はそれぞれの担任の独自の判断に任せていました。
  しかし、ふたを開けてみると、全学級がそろってp4cで考えを深める授業をご覧いただいていました。
  赤泊小学校の教師たちの実践意欲と指導技術の高さを改めて感じます。
  赤泊小学校、振りきっています!フルスイング!
  そんな教師集団と、素敵な子どもたちに囲まれて、私は校長として幸せを噛みしめています。
  ではここで一曲。「幸せだなー、ぼくは君たちと一緒にいることが本当に幸せなんだー ♪ふたりを~ ゆ~やみが~ つ~つむ~ こ~のまどべに~・・・」(長くなるので以下省略)

■ 2・3年道徳 課題設定の理由は?(記事更新12月2日)
12月1日の2・3年生の道徳。
この日,2・3年生は翌日の道徳でに行うp4cの問いを決めていました。
教材文を読んで,子どもたちがそれぞれ考えた問いを黒板に貼っていきます。
子どもたちが書いた問いを見ると、多くの子供たちが同じような問いを書いていました。
しかし,なぜか、みんなでどの問いがいいか選ぶときには,多くの子が書いた問いは選ばれなかったのです。
「どうして?」と私が問うとそこから急遽p4cに突入しました。
課題設定に関わるp4cとでも言いましょうか。
「だって,ぼくが考えた問いより,他の人が考えた問いの方で話し合いたかったからです」
「多くの人が考えた問いよりも,話しやすそうだったからです」
「たくさん考えが出されそうな方の問いを選んだんです」
このような理由で子どもたちは問いを選んでいたことが分かりました。
問いを選ぶ際には,自分が,あるいは自分たちが探究したいことを選ぶのが最優先です。
それとともに,「この問いだとどんなp4cになるのかな」と想像した上で,よりよい問いを選ぼうとする視点も,学習課題を追究するためには重要だと考えています。
自分の学び方が適切になるように自分で決める力は,メタ認知能力とも言えると思います。
そのような意味で,2・3年生は着実に課題設定能力をつけていることが分かりました。素晴らしいです。
自分でつくる学びの具現化のために,p4cの問いを決める力は今後も育てていきたい力の一つです。
   

■ 2年算数 量感を鍛える(記事更新12月2日)
4年生は今算数で面積の学習をしています。
面積の学習では,1㎡ってどれくらいの大きさなのか,実感として捉えられることが重要です。
12月1日,4年生はその量感を鍛える学習をしていました。
一辺が1mの正方形になるよう新聞を敷き,大きさを確認します。
さらに,そこに乗ってみたり,靴を並べてみたりしながら,その大きさを体で感じていました。
別の教室では1㎡の正方形の中に寝転がってみている子も。
数字だけだと,計算の結果が2桁,3桁違っていても気付きにくいものですが,このように量感を鍛えることにより,自分の身体感覚で考えることができるようにもなります。
ある子が言いました。「先生,1㎡より上の単位は1㎢ですよね。そこにも新聞紙を敷いてみたらどうでしょう」。
担任は,「そうですね。一体新聞紙は何日分必要になるんだろうね。1㎢は,一辺が1㎞だから,赤泊小学校からどこまで行くことになるんだろうね」と問い返していました。
そのお子さんはすぐに窓際に行って、外を眺めながら、「う~ん」と考えていました。
教師が、すぐに「それは無理でしょう」などと言わずに,子どもに考えさせた上で実感させる指導。教師の指導技術の妙です。
  

■ 5年 イメージマップp4c(記事更新12月2日)
先日,3年生が行っていたイメージマップp4c。またの名をサイレントp4c(全然サイレントじゃありませんでしたが。ははは)。
12月1日に5年生もやってみました。
3つのペアがそれぞれ設定した問いは,「どうやったら佐渡を有名にできるか」「なぜ,佐渡にはスタバやユニクロ,マック,イオン,ケンタッキー,ドンキホーテがないのか」「本当に平行世界はあるのか」です。
自分のペアの問いについて,答えを大洋紙に書いたら,他のペアの問いにも答えを書きに行きます。
友だちが書いた考えに自分の考えを書き込み,その書き込みに友だちが考えを書いていく。
やがて大きなイメージマップができあがりました。
(子どもたちは鉛筆で書き込んでいましたので、写真だと分かりにくいかもしれません。)
こちらも3年生同様に和気藹々と進んでいきました。
「これ,めちゃいいね!」「それな」「なるほど」「確かに!」「そうなの!?初めて知った」「そう!」など,話合いの時になかなか発言として出ない,友だちの考えを肯定する言葉も,どんどん書き込まれていきました。
大きな声で大爆笑って感じではない,でも確かに子どもたちはリラックスして考え,筆談を愉しんでいる様子が,盛り上がりがありました。
授業が終わって「愉しかった」という感想をもった子がたくさんいました。
「先生,まだ書きたいです」というこのリクエストも。
じゃあ,しばらくこの大洋紙は掲示しておくから,休み時間とかにもどんどん書き込んでね。