1・2年 音楽「歌に合わせて」(5月31日)
2階多目的室を覗くと,1・2年生がノリノリで踊っていました。
あれ?さっきまで彼らは音楽室で歌っていたのに・・・。
様々な活動を織り交ぜながら,楽しく音楽を学んでいます。
 

 3・4年 理科「空気と水」(5月31日)
理科室から何やら楽しそうな声が聞こえてきます。理科室を覗いてみると,空気を入れたビニル袋を上に投げたり,抱きしめたりしていました。
理科の新しい単元「空気と水」の第1時間目の最中だったのです。
子どもたちは空気についての「問い」を見付けるべく,わいわいと活動しています。
たっぷり遊びながら,思ったこと,さらには疑問に思ったことをノートにどんどん書いています。
「ビニル袋に空気を入れると,ふわふわになるなあ。どうして空気が入ると,ふあぁーんとなるんだろう」
「上に投げると,ゆっくり落ちてくるよ」
「ビニル袋の膨らんでいるところを押すと,しぼんでいたところが膨らむね」
「ビニル袋を押すと固く感じる。なぜ袋に入れると,空気は固くなるんだろう」などなど。
たくさんの気付きと問いが生まれたこの時間。
このあと,p4cで考えを深めるとのことです。
  

 2・3年 運動会の振り返りp4c(5月31日)
2・3年生が円座になっています。どうやら運動会についてp4cを通して振り返るようです。
初めは,運動会で楽しかったことを紹介していく拡散型のp4c。
やがて,「私は徒競走で〇〇さんと最後まで競っていて,最後は負けちゃったんだけれど,いい戦いができてよかったです」という発言を起点に,話合いが焦点化されます。
そして,「私も負けて悔しかったのだけれど,全力を出して戦えてよかった」という意見がたくさん出される一方で,「私は全力で戦ったから,悔しくはなかった」という意見も出され,それぞれについて,意見交流がなされる話合いに一気に収束していきました。
それにしても,長時間にわたって考えながらぽつりぽつりと話す子の素晴らしさと,その様子を息をのみながら聴こうとする子どもたちの素晴らしさよ!
運動会,そしてp4cを経ることにより,目には見えない大きなものを獲得したのですね。
よかったね,2・3年生のみんな。
       

 運動会の写真追加(5月31日)
運動会の写真を追加でアップします。
     

 運動会(5月28日)
とにかく感動ポイントが盛りだくさんだった運動会。
1年生から6年生まで,子どもたちのがんばりが輝いた半日となりました。
写真が大量にありますが,どうぞ楽しみながらご覧ください。
                      

 6月の生活目標(5月27日)
この日,全校朝会がありました。
校長からの講話のあとは,生活指導部から「今月の生活目標」についての話でした。
6月の生活目標は「みんなで ふやそう あったか言葉」です。
困ったときやがんばったとき,初めてできたときなどに,どんな言葉を掛けてもらえると嬉しいか,子どもたちから意見が出され,みんなで共有しました。
1階廊下に掲示されている「あったか言葉の木」には,言われて嬉しかったこと,してもらって嬉しかったことなどの書き込みがどんどん増えています。
読むと心が温かくなりますね。
 

 5・6年 運動会に向けて(5月27日)
毎朝,応援練習の勇ましい音が鳴り響いています。日を追うごとに,確実に大きくなっているようです。
これまで応援で全校をリードしてきた5・6年生の教室付近には,写真の掲示があります。
これまで応援練習を重ねる中で,少しずつ子どもたちの思いが書き足されてきたこの掲示。
子どもたちの思いが詰まっています。
5・6年生は,応援練習の計画を自分たちで立て,そのときどきの下級生の様子を見ながら,次にどんな練習をしたらいいか,あるいはどんなアドバイスをしたらいいか。さらにはみんなのやる気が向上するように自分たちはどう動くかなど,練習の度に反省をし,休み時間にも相談しながら,活動してきたからこその,この充実度。
また,教室には,一人一人の運動会のめあても掲示されていました。
「赤組は絶対に負けない。応援団長として期待を声や動きで裏切らない。運動会は勝つ場所じゃない,楽しむ場所だ!」
「たくさんの競技に全力で取り組む。応援団長として,仲間を信じて応援する。先生などに感謝しながらやる。声がかれるまで声を出す。赤組に絶対負けず,最高の運動会にしたい」
全ての5・6年生がこのような高いレベルの個人目標を立てて臨みます。
今まで練習を組織運営し,どうしたら応援団として仲間を勇気づけられる応援になるのだろうかと,自問自答を繰り返しながら到達した境地なのでしょう。
担任は,5・6年生の様子を見て,「自分を見つめ,自分の殻を少しずつ破ろうとしているようです」と話していました。
児童玄関前には,優勝旗とトロフィーが飾られています。
さあ,盛り上がってきました!
がんばれ,5年生。がんばれ,6年生。がんばれ,全校の子どもたち。
明日が運動会です!
  

 5年 書写「白馬」のポイントを7つに絞ろう(5月27日)
5年生がこれから書写で取り組む「白馬」という文字。
実際に書く前に,p4cで上手に書くためのポイントを見つけます。
テーマは「『白馬』を書く上でのポイントを7つに絞ろう」です。
指導する教員は子どもたちに話合いを任せて,一切介入はしません。一切!
すると子どもたちだけでp4cはどんどん回っていきました。
自分の見付けたポイントを話すだけではなく,友だちの意見に対して,「要するに~ってこと?」「それはなぜなの?」「私は〇〇さんの意見に賛成です。なぜなら~」など,話合いを回すための発言が子どもたちから出てきます。
また,「手を挙げていない人にもコミュニティ・ボールを渡してみたら?ボールもらったとしてもパスって言って次の人に回してもいいのだし。自信がなくて発言していないのかもしれないしね」「一度他の人が言った意見をもう一度言ってもいいんじゃない?」など,p4cをファシリテートする発言も。
さらには,「〇〇さんの意見のとおり,~だと思うから,とりあえずさっき僕が言った意見は7つの中から外しましょう」など合意形成のための発言も。
う~ん。やるなー!すごいぞ,5年生。
p4c後の子どもたちの振り返りのうち,p4cの回し方の記述のみを抜粋していくつか紹介します。
「7つに決まらなかったので,もっと考えて絞っていきたいです。p4cの進め方は,積極的に発言するだけでなく,「こういう風にすると考えやすいよ」と教えることや,一旦意見を整理することも大切なことだとわかりました。」
「最後に,今日のp4cは,最初のあたりは限られた人しかしゃべらなかったけれど,中盤から(みんながよくしゃべって)とてもよくなったので,何かコツがあるんだと思いました。今度p4cするときは,その「コツ」をつかんで話し合ってみたいです。」
また階段をひとつ上がったようですね,5年生のみんな!
    

 6年 書写「湖」のポイントを3つに絞ろう(5月27日)
5年生が書写でp4cをやったら,当然6年生もやるでしょう。
6年生がチャレンジした文字は「湖」。こちらは既に3時間くらい書写で学んでいます。
そのため,自分なりのポイントを子どもたちはつかんでいる様子。
こちらも,指導する教員は一切介入しません,一切!
(実は,「君たちすごいp4cだねー」などと,ちょっと感想は言いましたが。)
5年生に比べると結構フリーダムな感じ。発言されている内容が聞き取りにくい子がいると,近くに行って発言内容を確認して,自分なりに言い替えて全体広げたり,あるいは自分が言いたいことを教科書を指し示しながら分かりやすく伝える工夫をしたり,隣の子からの質問に首っ引きになって答えたり。いいねー,こういう姿。素晴らしい!
さらに,「よく聞き取れなかったから,もう一回言って」(聞き取れると,「あー!なるほど,そういうこと!」と返す)など,p4cをうまく回すための発言が数多く出されます。
「例えば,どんなことがある?」「どういう意味?」「〇〇さんは,今の発言をどう思う?」「それは何画目のこと?」など。子どもたちだけでガンガンとp4cを進めていきます。
p4c終了10分前になると,「そろそろ3つに絞った方がいいんじゃない?」「そうだね,まとめた方がいい」との発言もあり,まとめに入りました。
「今までのみんなの発言を聞いていると,~についての発言が多かったようだけど,3つのポイントのうち,1つ目はこれでいい?」「2つ目は~がいいんじゃないかと思うんだけど,どうかな?」など合意形成を図ろうとする発言もたくさん出されました。
結局3つに絞り込めはしませんでしたが,質の高いp4cでした。
う~ん,まいった!さすが6年生。すごいぞ,君たち。
よし,勢いこのままで,明日の運動会がんばろう。ははは。
     

 運動会前日準備(5月27日)
例年4~6年生が行ってくれている運動会前日準備。
今年は2・3年生も手伝ってくれました。みんな,どうもありがとう。
子どもたちは一生懸命準備してくれました。自分たちの運動会という意識があるのかな。
明日は,暑すぎず,寒すぎずのスポーツに最適な天候になりますように。
そして,子どもたちが全力で活動できますように。
   

 1・2年音楽 わらべ歌(5月26日)
ここ数日,談話コーナーなどから「♪おちゃらか ほい」と楽しげな声が聞こえていました。
休み時間になると,わいわい言いながら子どもたちは遊び興じています。
その理由がこの日分かりました!
1・2年生は最近音楽でわらべ歌の学習をしていたのですね。
音楽室を覗くと,♪おちゃらか ほい のほか,♪ひーらいた,ひーらいた などと楽しく歌いながら遊んでいました。
楽しいと思うと,すぐに遊びに取り入れる子どもたち。いいなあ。
1・2年生は,学習も遊びもごちゃ混ぜになっていることが多いです。
いや,遊びの中に学ぶ要素がたくさん詰まっていると言った方が適切かもしれません。
じっくり考える授業と同様に,身体をつかって楽しむ学習も大切にしたいと思います。
  

 5・6年 ウクライナ情勢に関するp4c(5月25日)
5・6年教室を覗くと,道徳の勉強をしていました。
この時間の道徳は,数年前にノーベル平和賞を受賞した,マララ・ユスフザイさんを足がかりに学びを深めます。
マララさんに続いては,教室の大型ディスプレイに,ユニセフなどが制作したウクライナ情勢についての動画が流されました。
子どもたちは画面を食い入るように見つめています。
その後,担任が子どもたちに問いを出すように言うと,出るわ出るわ。大量の問いが出されました。
みんな,関心があることなのでしょうし,また,子どもたちそれぞれが思いや疑問を持っていたということなのでしょう。
円座の中央に集められた問いはまるで地球のようだと担任が言うと,子どもたちも「あー」と納得。
さあ,p4cの開幕です。自分の思いの交換が始まりました。発言されたもののみ紹介します。
「なぜ戦争するのか」「プーチン大統領だけが悪いのか」「プーチン大統領はウクライナを攻めて,どう思っているのか」「みんな平和に暮らせているか」「どんなことを思ってプーチンはウクライナを攻めているのか」「プーチンは攻撃を始めたけれど,攻撃された人たちは復讐することになれば,この状況は繰り返されることになる」「戦争はどちらかが負けないと終わらないのか。平和的に解決するのは難しいのか」「なにか自分に出来ることはないか」「ウクライナに何か届けて支援したい」などなど,問いが問いを呼び,教室は問いではち切れんばかりです。
やがて,担任が「ウクライナに対して募金したことのある人はいる?募金したお金は何に使われてほしい?」と尋ねると,あるお子さんが「募金したことはあるけれど,何に使われるのかはよく分からない。困っている市民のために使ってほしい」と発言し,問いは徐々に収束していきました(ちなみにこれに関して「ウクライナに武器をやって,それを使ってロシアの人を襲っているけれど,それはロシアがやっていることと同じではないのか」という問いも出されていました)。
ウクライナに関するp4cは,この時間だけでは終わりそうにありません。
子どもたちももっと話し合いたいようです。
それにしても,この授業を参観していて・・・,いやー,しびれました!すごい子どもたち!
授業が終わった後も子ども同士で平和について話し合っている姿も見られたそうです。
世界情勢に関心を持ち,何とかいい解決策はないか,真剣に考えるその姿に,本当に素晴らしい子どもたちだなあと思います。
*根源的な問いも出されていました。「『平和』と『戦争』ってなに?」「どうして戦争をしてしまうのか?どうして暴力をふるってしまうのか?」「この世界は平和と言えるのか。平和とは何なのか」。う~ん,すごい!
      

 3・4年 今後の佐渡の人口(5月25日)
佐渡の人口の推移のグラフを映し出した大型ディスプレイの前で力説しているお子さんがいました。手にはコミュニティ・ボール。
他の子どもたちの様子を見てみると,円座になって熱心に話を聞いています。そうです,3・4年生はp4cの真っ最中だったのでした。
社会科の授業をする中で,佐渡の人口の推移を表したグラフを見た子どもたちから,「この先,佐渡の人口はどうなっていくんだろう」というつぶやきがあったとのこと。
同様のつぶやきがいくつかあったので,急遽p4cに突入したのだそうです。
グラフでは,人口が減少傾向にあるのを読み取り,子どもたちは,この後の変化の傾向を推測します。
「このスピードで減っていったら,佐渡に住む人はいなくなるってこと?」
「このままのスピードじゃなくて,もっと人口減少のスピードは遅くなると思うな」
「じわじわ減っていって,ある程度の所までいったら,それ以上は減らなくなるんじゃないかな」
「私は,V字回復して,人口は増えるんじゃないかと思う」
「そうかな?赤泊は山間地だから,人口はやっぱり減り続けると思うよ」
子どもたちのグラフの読み取りと感想から,自然と問いが出されたp4c。
子どもの課題意識に沿った学習になりました。
理解も進み,大きな学びになったのではないでしょうか。
資料の読解力や活用力を鍛えるとともに,思考力をも鍛えるこの学習。
これを楽しみながら行えるなんて,3・4年生の知的好奇心が大いに刺激されていたということなのだろうと思います。
いい学びを重ねています。
   

 1・2年 アサガオとミニトマトの観察(5月25日)
1枚目の写真。1年生と2年生が一緒に栽培している植物の観察をしていました。たまたま一緒になったみたいです。
2枚目の写真は,子葉が出てきたアサガオ。1年生が育てています。
3枚目の写真は,それをスケッチしたものです。
どうです!アサガオの葉の形のみならず,配置もよく見ていますね。1年生でもここまで出来るんですね。すごい!
4枚目の写真は,担任にアサガオの種の大きさを伝えている1年生です。アサガオ栽培に対する思いの大きさが種の認知にも大きく影響しているようです。
5枚目の写真は,2年生のミニトマトです。
6枚目の写真で,早くも実がなっているのがお分かりになれますでしょうか。
これを見た2年生が大喜びしたのは言うまでもありません。
2年生は,1年生に「子葉が7つ出ていて嬉しいだろうけれど,全部育てない方がいいんだよ(間引いた方がいい)」と教えていました。さすが,お兄さん!
   
 

 1年算数 2+1=3 どうして?(記事更新5月25日)
1年教室を覗くと,たし算の学習中でした。
教科書には池に飛び込むカエルのイラストとともにこんな問題が書かれています。
「かえるは,ぜんぶで なんびきに なりますか。」
子どもたちは「2+1で3です」とはりきって答えます。
担任は子どもたちの発言を認め,さらにこう問い掛けました。
「どうして?」!
子どもたちは「えっ?」て顔できょとんとしています。
まるでNHKの5歳の女の子に叱られる番組のようです。ははは。
自明だと思っていることを改めて問われると,大人でも戸惑うものです。
しかし,さすがは1年生。この日もよく考えます。
「2+1は3だから」とか「だって,教科書のカエルを数えると3匹でしょう」などのつぶやきが生まれていきました。
そのうち,あるお子さんが鉛筆を3本手に持って,担任に見せながら2本と1本を合わせると,ほら3本になります」と発言。
おー!すごい。やるねー。
一般的に,1年生に理由を問うと,「だって,それが正解だから」とか「3じゃないと間違いだから」などという返事が返ってくることも少なくありません。
いかに説明するか考えることは,2年生になっても,もっと大人になっても大切なことなのですよね。
論理的に考え,この解答になるのが必然であることを,理由や根拠を示しながら話す力は,これからも大切な能力として育成していきます。
   

 運動会の予行練習(5月24日)
運動会当日まで,この日を含めてあと5日間。
この日予行練習を行いました。
小学生にとっては,本番さながらに1回やってみることは,頭の中で当日をイメージし,安心して運動会に臨む上で大切な活動になります。
係の児童は自分の役割を再確認し,また全校児童は玉入れの工夫されたルールやリレーの走順をも再確認しました。
応援合戦の流れも把握し,当日は応援に力を入れることができるでしょう。
新型ウイルス感染症対策と熱中症対策。状況によっては相反する対応が求められることになるかもしれませんが,当日の天候と子どもたちの様子を踏まえ,適切に判断できるようにしたいと考えています。
     

 4年 既成概念からの解放(5月24日)
4年教室を覗くと,図工の真っ最中。それも現代芸術に挑戦です。
最初の3枚の写真は,この日までに行った4年生の作品制作の様子です。
ブラシでこすったり,ストローで吹いたり,はたまた手のひらに絵の具を塗ってスタンプしたりなどと,様々な技法を試しながら描いています。
写真4枚目以降はこの日の活動の様子です。
以前に描いた作品を今度は自由に切り抜いて,それを組み合わせて作品を作ります。
切り抜き方によっては,自分で思いも寄らなかったような感じになるなど,偶然性を楽しみながら,新たな芸術を生み出します。
エリック・カールなどもよく使うコラージュの技法です。
子どもたちは作品の作者でありながら,鑑賞者でもあったこの時間。
自由な発想の下,4年生なりの既成概念からの解放と言えるのではないでしょうか。
担任は子どもたちの活動の様子を見て回りながら,制作している作品の素晴らしさを見出し,そして全面的に肯定し,褒めて回っています。
これにより,大きく背中を押された子どもたちの想像力も,さらに大きく広がっている感じがします。
最後の写真は,友だちの作品を見て,「わあ,すごいね」って感じでしょうか。
4年生は,この活動をものすごく楽しみ,「あー,楽しいっ」との声があちこちから聞こえていました。
お見事,芸術家諸君!
  
  

 2年 卵から生まれています(5月24日)
4年が芸術をしているちょうどその頃,2年生は先日描いていた卵の作品の続きに取り組んでいました。
こちらも想像力豊かに取り組んでいます。素敵な作品がぞくぞく仕上がり中です!
     

 1年 ようこそ赤泊小学校へ(5月23日)
前々から転入生が来ることを知っていた1年生。大変楽しみにしてたようです。
登校時から,「校長先生,〇〇さん(転入生の名前)って,運動会の赤組なんですか,白組なんですか。私白組だから白組に入ってほしいなあ」などと話しています。
校舎前に転入生が乗っている車が到着すると,1年生は一斉に車に向かっていきました。まさに大歓迎です。
教室に入るとまずはお互いに自己紹介。そして,じゃんけん列車を一緒に楽しみました。
初めは緊張の面持ちだった転入のお子さんは徐々に笑顔が見られ,かなりほぐれてきたようです。
その後は,なんといきなりp4c!見ていた私はびっくり!担任の先生,やるなー!
転入のお子さんも物怖じせずに,p4cで自分について説明することができました。これにもびっくり!やるなー!
p4cの後はドッジボールで一緒に汗を流したり,1年生が校舎内を案内したり。
「友だちが増えて嬉しい」って,1年生みんなの顔に書いてありました。
これからもっともっと仲良くなろうね,みんな。
   

 4年 お昼の放送(5月23日)
昼休みの,まさにこれから清掃が始まらんとする時,校内放送が流れました。
担任の声で,「4年生は清掃に行く前に,4年教室を見てから,掃除場所に行ってください」。
何があるのかしらん?と4年生教室を覗きに行くと,4年生が慌てて机を教室後方に下げているところでした。自分以外の友だちの分も含めて。
教室の机・椅子が下げられていない状況を見た子どもたちは,「これはいかん」と慌てて机を下げにかかったというわけです。
4年生は自分たちで気付き,すぐに行動に移したのです。
担任が話すには,今までも何回か清掃前に机が下げられていないことがあり,清掃担当の子どもたちに余計な負担を掛けていたとのこと。
担任が「机を下げなさ-い」と指示するのは簡単です。しかし,敢えてそうしなかったのは,担任の思いがあったからです。
清掃後,担任は4年生に「なぜ机を下げる必要があるのか」と子どもたちに改めて考える場を設けるとともに,次のように話しました。
「昼休みに机・椅子を下げてから遊びに行くというのはひとつのシステムです。このシステムをみんなが遵守することで学校での生活がうまく回るのです」。
すると「先生,もしも昼休みに配りものがあったとき,机の上に配付物が置いてあると,やっぱり掃除する人は困ると思います」。そうだねえ。
これに対して,担任はこう答えました。
「なるほどね。もしも,そのようなとき,私だったら~のようにするなあ。それでも解決しないようであれば,みんなで相談して,システムを変える必要があると思います。みなさんはどう思いますか?」。
聞いていた子は,「あー!そうだなあ」と納得の声を上げました。
指示することによって行動変容を促すのではなく,子どもとの対話をとおして自省を促し,自ら気付けるように働きかける。
さらに対話によってよりよい集団の運営方法についても考えるきっかけを与える。
このような指導を重ねることにより,自主的・自律的に集団を動かす力,動かそうとする意欲を育成できるのだと思います。
   

 職員作業~グラウンドのライン引き~(5月23日)
グラウンドにラインが引かれると,運動会の機運が一気に上昇します。
この日の放課後,職員作業としてグラウンドのライン引きを行いました。
グラウンドから見る体育館の窓にはスローガンが掲げられています。
誇らしげに胸を張る,スローガン「運動会 仲間を信じて 助け合おう」。
2・3年生の気持ちがこもっています。
 

 5・6年 応援練習に関するp4c(5月20日)
この日の朝,運動会の応援練習がありました。
1~4年生は既に練習会場に集まっていましたが,5・6年生の姿が見えません。
3分ほどすると,ようやく5・6年生が会場に現れました。
後で子どもが話したことによると,練習開始時刻を守ろうという意識が希薄だったとのこと。
練習後,5・6年教室で担任が遅刻について言及すると,子どもたちからp4cをやりたいと申し出があったそうです。
担任はそれを承諾し,自分は職員室へ。そして,完全に子どもたちだけのp4cが始まりました。
私がぶらりと5・6年教室を覗くと,子どもたちだけで真剣に話し合っていました。ものすごく真剣に。
これから,「学校のリーダーとしてどのように練習に臨むのか」がテーマのようです。
発言が一部の子に偏る傾向に気付いた子が「ねえ,全員で話し合うことが必要なんだよ。一人ずつ言ってったらいいんじゃない?」と発言すると,全員の決意表明が始まりました。
「自分で考えて行動しなきゃダメだ」
「友だちといつまでも話してないで,きびきび行動しなくちゃ」
「これからは,自分の事だけじゃなくて,みんなのこと考えて行動しようと思う」
「練習の予定を確認して,時間を見て行動する」などなど。
再び遅刻などしないように,さらには責任ある行動をしようという気持ちの表明が続きました。
「ねえ,じゃあ,みんなが言ったことを幾つかにまとめて,先生に話したらどうかな」
「応援団長が代表して担任の先生の所に行って話そうよ」「いや,これは私たち全員の問題だから,全員で行った方がいいよ」と提案があり,緊張の面持ちで職員室に行く5・6年生。
p4cを子どもたち自らがファシリテート,合意形成し,その後の行動につなげる。
これぞ自主的・自律的活動!
教室に戻ってきた担任がぽつりぽつりと話す言葉を聴いて,子どもたちは涙,涙,また涙。
担任の思いをしっかり受け止めたようです。
子どもたちからは,「私たちの運動会だから,私たちが作る運動会だから,悔いのないように,みんなでがんばろう」,そんな気持ちが伝わってきました。
4月に行った「どんな運動会にしたいか」をテーマにしたp4cで彼らが話した「みんなが一生懸命取り組んで,終わった後に満足できるような運動会をしたい」という思い。
達成できるよう,一致団結してがんばってほしいと思います。
がんばれ5年生!がんばれ6年生!
*最後の写真は,このp4cの後の書写の時間に6年生が書いた文字です。みんないい文字書くなあ。
     

 運動会児童役員打合せ & グラウンド草取り(5月20日)
昼休みに4~6年生は運動会当日の児童役員打合せが行われました。担当教員からの話をよく聞いていますね。
運動会当日,円滑に運営できるようがんばってくれる子どもたち。よろしくお願いします。
打合せの後は,2回目のグラウンドの草取り作業に全校児童が取り組みました。
みんな,どうもありがとうございます。
当日は晴天の下,これまでの準備や練習の成果が発揮できる運動会になるといいですね。
     

 図書室の模様替え(5月20日)
衣替えのこの時期。図書室の壁面も模様替えです。
季節に合わせた楽しげな掲示物が貼られました。
作業してくださったのは図書ボランティアの皆さんです。
おかげで,素敵な環境の中で,子どもたちはますます本に親しむことができるでしょう。
ありがたいことだと思います。感謝感謝です。
 

 3年 友だちの意見を大切にする(5月20日)
教室を覗くと,3年生が国語の学習をしていました。
あるお子さんが一生懸命発言しています。頭の中では理解しているようですが,それを表現するとなると,なかなか難しいようです。
その子は少しずつ言葉を紡いでいきます。先日の記事で書いたように,話しながら自分の頭の中を整理しているのでしょう。
ほかの子どもたちは一生懸命聞いています。しかし,どうやらあまりうまく伝わっていないようです。
すると,指導教員が「〇〇さんの言いたいこと,うまく伝えてくれる人いない?」と尋ねました。
すると,何人かのお子さんが「はーい。私,言えます」とまっすぐに手を挙げました。
指名された子が自分の言葉で言い替えようとチャレンジしますが,話しながら頭の中がこんがらがっちゃったようで,話している途中で「う~ん,忘れました」とギブアップ。
さらに,別の子が何とか言替えにチャレンジすると,今度はみんな分かった様子。自分の発言を分かりやすく言い替えてもらった子も嬉しそうです。
一生懸命聞くこと。それも話し手の意図を考えながら聞くこと。これはp4cを進める上ではとても大切なことです。
一方,話す場合には自分自身を他者に開きながら対話することが大切なのですが,話したことをしっかりと受け止めてもらえるという信頼感を醸成することで,深い学びにつながるp4cが可能になるのだろうと考えています。
これからも,互いの信頼関係を強め,信頼を基盤としたp4cが充実するよう指導を重ねます。
   

 4年 命の教育~メダカ論争2~(5月19日)
もはや命の教育です,これは。
メダカを飼うことに決めた4年生。
前の時間に,担任が「メダカを水槽に入れるというのは,メダカの自由を奪うことになります。だから私たちはメダカの命に責任を持たなくてはなりません」と話したことが4年生の心に刺さっていたのだと思います。
p4cでメダカを飼う具体的な方法について子どもたちが話合いを続けている途中で,「4年生教室に来た当初に弱っていたメダカが既に死んじゃっているよ。この先,私たちが飼育していく中で,またメダカが死んじゃったらどうする?」と話合いの焦点が変わっていきました。
「もし死んじゃったら,すぐに別のメダカを入れればいい。それも死んだメダカとそっくりなメダカを」という意見。
「私の家にはものすごくたくさんメダカがいるから,教室のメダカが全部死んじゃったら,私,家からまたメダカを持ってくるよ」という意見も。
「でもさ,もしもどんどん死んじゃって,その度に〇〇さんの家からメダカ持ってきていたら,〇〇さんの家のメダカがいなくなっちゃうよ」という意見も。
しかし,その後,ついに「前の時間に先生が言ってたことで『メダカの命に責任を持つことが大事』ってあったでしょう。『死んだら別のメダカ』ってやってたら,メダカがかわいそうというか・・・」とメダカの立場に立った意見が出されました。
「水槽の中は出来るだけ,自然に近いようにしたらいいと思う。そっちの方がメダカにとって幸せだし・・・」という意見も続きます。
メダカは小さな生き物です。しかし,一匹一匹の命は決して小さくないことに気付いている子がいます。
また,p4cの中で友だちの意見に自然と拍手が湧き起こる場面が何回かありました。「我が意を得たり」という感じだったのでしょうか。
確かな信頼関係が構築されているからこそこんなことが起こるのだろうなあと感じました。
考えに考えた4年生。
君たちって本当に素敵だなあって思うよ。
      

 2年 図工「ふしぎなたまご」(5月19日)
2年教室を覗くと図工の作品作りの真っ最中。
大きな楕円形の画用紙に模様を描いて,色画用紙に貼っています。
そうです,楕円形なのは卵を表していて,割れた卵から何が生まれるのか,子どもたちは想像力を働かせて描いていたのです。
卵に蛇の模様を描いている子がいるなと思って見ていると,割れた卵からロケットが飛び出す絵を描き始めました。私が蛇の模様だと思っていたのは,ロケットの飛翔跡だったのです。なるほどねー,おもしろい!
また,星を卵にたくさん描いていた子は,割れた卵の殻の間に,土星や木星?を描いていました。訊くと「宇宙から惑星が生まれたの」という返事。おー,すごい!
2年生の想像力が,図工の時間に生み出されていました。
    

 1年 考える,考える(5月19日)
1年生はいつも一生懸命勉強しています。
この日教室を覗くと,道徳「わたしにできること」の勉強をしていました。
お母さんの具合が悪くなって,お父さんと主人公が家事を行って,よかったねという話が題材となっていました。
「主人公は『これからもお手伝いがんばろうとか,自分にできることはやろう』と思ったと思う」と,通常はまとめます。
が,ここで終わらないのがすごいところ。
担任が1年生に問い掛けます。
「お母さんの具合がよくなったのに,なんで主人公はこれからもがんばろうって思ったの?お母さんがやってくれるから,手伝わなくてもいいんじゃない?」。
さあ,困った。1年生は考えます。考えに考えるこの表情。いい顔してますね。
いつも一生懸命勉強し,いつも一生懸命考える1年生です。
いい学びを重ねていますね。
    

 朝の子どもたち(5月18日)
天気のいい日が続きます。
子どもたちは,登校してから,それぞれ思い思いの過ごし方をしています。
左上から順番に。
①1年生がアサガオに水遣りをしています。双葉はまだかな?
②3年生 百葉箱を開き,毎日の気温を継続的に測っています。
③校長の夕飯の食材の人参。上部を包丁で切り落とし,カップに入れているものを観察する4年生。
④同じく,結構葉が伸びた人参を,校長が内緒で植えていたところを突き止め,毎日の生長を観察する4年生。
⑤総務委員会の子が朝の放送を流しています。「今日は天気がいいので,体を動かして遊びましょう」とアナウンス。
⑥2年生がミニトマトに水を遣っています。星型の黄色い花が増えているなあ。
⑦3年生がゴーヤに水を遣っています。霧吹きでシュッシュと。
⑧児童玄関前にホワイトボードで今日の予定を確認する5年生。
⑨1年生はもう授業の準備を開始していますね,すごい!
⑩前日の論争を受け,メダカの観察に余念がない4年生。メダカの卵を見せてくれました。
⑪宿題を出す2・3年生。難しかった?
⑫その一方でじっくり読書をする2・3年生。
⑬同じく,朝から運動会の応援のダンスを踊る2・3年生。

  ②  
  ④  
  ⑥  
  ⑧  
  ⑩  
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 5・6年 道徳『レ・ミゼラブル』(5月18日)
5・6年生は,『レ・ミゼラブル』を題材に道徳の学習をしていました。
1時間目には題材となる文章を読んで,みんなで話し合いたい課題を考えます。
そして4時間目にはp4cを楽しみました。
テーマは「牢屋から出てきたジャン・バルジャンを,どうして町の宿屋で泊めてあげる所は1軒もなかったのか?」です。
このテーマを起点として,ミリエル司祭がジャン・バルジャンに対して見せた「広い心」について探究。
写真から,子どもたちがものすごく,ものすごく考えている様子が伝わるでしょうか。
対話後には,対話によって深まった自分自身の考えを整理していました。
この授業における,課題設定から,探究の対話,そして対話をふり返るという学習。
この一連の学びの中には,今年度の当校の重点目標「問い続ける ともに学ぶ 自己を見つめる」が全て含まれています。
授業の初めには,悩みに悩んで自分の考えをもてなかった子に,授業後に話を聞きました。
「はい,最初は自分の考えがまとまらなかったけれど,今なら自分の考えを話すことができます」。
友だちと,題材となる文章の登場人物と,そして自分自身と対話する姿が,ここにあります。
     


 5年 空想インタビュー(5月18日)
5年生は国語でインタビューの仕方について学習しています。
この日は実際に友だちにインタビューするに先駆けて,自分一人で,インタビューする場面を想定して,シナリオづくりをしました。
自分がインタビューする相手のことを思って,「この友だちにこう質問したら,きっとこういう答えが返ってくるだろうなあ。そうしたら,こう質問を重ねよう」など,頭の中で想像したことを文章に表します。
p4cでも使う質問(思考のツール)である「どうしてそう考えたの?」「例えばどんなこと?」などを使いながら書く文章は,言わば一人p4c。じっくりじっくり考えます。
これにより,インタビューを円滑に行うほか,思考力の育成もねらいます。
前の道徳に引き続いて,5年生は一生懸命考えていました。
   

 マーチング全体練習(5月18日)
運動会で今年度初披露となるマーチングバンドの演奏。
この日,初めてグラウンドで演奏してみました。
実際に行進もするなど,本番を見据えての練習となりました。
“現場監督”の音楽主任による,穏やかでありながらも,熱い指導が炸裂!
教員が持っている大洋紙に書かれているのは,演奏中のフォーメーションが書かれています。
暗号のようですが,子どもたちはよく理解しています。
子どもたちは本当に一生懸命。
運動会当日は,子どもたちのがんばりが輝く演奏になることでしょう。
    

 運動会に向けて(5月17日)
運動会まであと10日。
2・3年生はスローガンの色塗りをがんばっていました。
水彩画用の絵筆でこちょこちょ塗るのですから,時間と労力がかかります。
しかし,2・3年生は根気よく色塗りに取り組んでいます。
担当する文字が早く塗り終わったら,他の子を手伝う優しさも。
もしかしたら,自分たちの運動会という意識があるからなのかもしれませんね。
2階廊下には,運動会に向けた掲示も登場しました。
   

 運動会全体練習【リレー,玉入れ】(5月17日)
運動会全体練習を行いました。
この日は,リレーと玉入れの練習です。
小学生の場合,リレーは事前に走順と,「自分は誰からバトンをもらって誰に渡すのか」をしっかり確認する必要があります。
これらを子どもによく説明した上で,さらに実際に走ってみることによって,確かな理解につながります。
この日,初めて全校で実際に走ってみましたが,バトンは大変円滑につながりました。すごい!
さらに,5・6年生の中には,アンダーハンドパスをする子らもいて,まるでオリンピック選手のようです。
体育の授業の成果が出ていますね。
なお,この日休んだ子の補充として,若手教員3人の精鋭も激走しました!
(若いって素晴らしい。もし私も走ったら無傷のままではゴールできない自信があります。)
さらに玉入れの練習も行いました。
今回,新型ウイルス感染症対策として,密を避けるべく,ルールを工夫しました。
その工夫したルールについても,子どもたちはすぐに理解し,戸惑うことなく競技することができました。
あれ?でも写真を見ると,肝心の赤白玉が写っていませんね。
そうです。この日の玉入れは,玉があると思って競技するエアー玉入れでした。
子どもたちの迫真の演技!でも,これはこれで結構疲れるものですね。はあはあ言う子も。
当日は,ちゃんと玉がありますから,ご安心ください。
運動会に向けての練習もいよいよ本格化。
当日はもちろん,練習でも一生懸命取り組む子どもたちです。
   


 1年 図工「すなやつちとなかよし」(5月17日)
1年生は教材園の隣の砂場で何やら楽しそうに活動しています。
一見砂遊びしているように見えますが,これも重要な学習です。
子どもたちは砂で自由にやりたいことをやっています。ただひたすら穴を掘る子,坂をつくって水流してみる子など。
そのうちに友だちと協力しながら活動する姿も見られるようになっていきました。
活動しながら,つぎはこれを作ってみよう,砂をこうしてみよう,ここに水を流してみようなど,砂場を大きなキャンパスとして活動するダイナミックな学習です。
じょうろで水を流すとどんどん砂に吸い込まれていく様子を見ていた子は,石を砂に埋め込んでいました。子どもなりの課題解決の試みです。
活動しながら,自分たちで次々に課題を設定していき,それらを達成するために友だちと協働的に活動する。
これも重点目標「問い続ける」「ともに学ぶ」のひとつの姿です。
1年生はすごく熱中していました。
そうだよね,私も子どもの時には「砂遊び,最高!」って思っていたものなあ。
   


 4年 メダカを飼うか飼わないか<メダカ論争>(5月17日)
5月13日の記事で,カマキリの赤ちゃんを飼うか飼わないかの論争を繰り広げた4年生。
この日の朝,ある4年生が学校にバケツにメダカを入れて持ってきてくれました。
昼休みに4年生は,このメダカを飼うか飼わないか話し合っていたと子どもたちは言っていたそうです。
飼う,飼わないの意見はほぼ半々だったとのこと。
それを聞いた担任は午後改めて話し合う場を設けました。
実際にメダカを飼った経験のある子どもたちから,飼うにはどんな設備や道具,エサが必要なのかといった話があり,「やっぱり飼うのって大変だなあ」と感じる子どもがいる一方で,「でも,飼えそうじゃない?」という考えも徐々に広がっていきました。
結局,メダカは飼おうという意見が大半を占め,バケツのメダカは水槽に移されました。
最後に担任は「生き物を飼うというのは,その生き物の命に対する責任が生じるということです。飼育する上では今後様々なことが起きるだろうから,今からその準備をしておかなくてはなりませんね」と話していました。
明日また,メダカの飼育について話し合うとのことです。
いわば「命についての学び」は続きますね。
  

 2年 ミニトマトを巡って(5月16日)
朝,ある2年生が嬉しそうに報告しに来てくれました。
「校長先生,ミニトマトの花が咲きました!」。見に行くと,確かに何人かのミニトマトに小さな黄色い花が咲いています。
さあ,今日は忙しくなりそうだぞー。
2時間目,生活科。
早速2年生はミニトマトの周りに集まって観察しています。合わせて,担任から脇芽やその摘み方について教わっていました。担任の手元をのぞき込む真剣なまなざし,その姿勢!
5時間目,国語。
今度はミニトマトについての観察日記。五感を使って書く方法を,例文を元に具体的に学んでいました。併せてミニトマトをもとに「花」と「花びら」の定義についても学んでいました。
子どもたちが熱中することがひとつあると,それを巡って様々な学びが成立するのですね。
ちなみに上級生に「ミニトマトの実はどこになるの?」と訊くと,見事正解。さすがー。
   

 4年 書きながら考える。説明しながら考える(5月16日)
4年教室を覗くと,算数の勉強をしていました。48÷3をどうやって計算するかがテーマです。
大人であれば,筆算あるいは暗算でパパッと答えを出してしまいますが,これから学習する4年生にとっては難しい問題です。
48枚の折り紙のイラストを元に,あるいはノートにブロック図を描いて,考えます。とにかく自分が今までに習ったことを総動員して。
すると,学級全体として様々な解き方が発表されました。黒板に書きながら,考えている様子もうかがえます。
担任は,発表された意見の一つ一つを認め,褒めながら授業を進めます。
私があるお子さんのノートを覗き込むと,親切に自分の解き方を説明してくれました。
それも,ノートをじっと見ながら,あるいは教科書のイラストをじっと見つめながら,「ああでもない,こうでもない」と紆余曲折を経ながらの説明です。
ノートにブロック図を描きながら,私に説明しながらも改めて考えているのですね。
私たちは,書いたり,説明したりするのは,自分の頭の中で考えが整理された後で初めてできると思いがちです。
しかし,書く(描く)という行為は思考そのものです。人に説明するという行為は,説明しながら自分の頭の中で考えを整理しているのです。
かきながら考える,説明しながら考える。そんな素晴らしい姿が4年生に見られています。
  

 1年 アサガオの観察日記(5月16日)
1年生は,生活科でアサガオの栽培をします。
栽培するに当たっては観察日記をつけます。
これから,アサガオの種を蒔く前に,もう観察日記の1ページ目を書いていました。
これから蒔くアサガオの種をスケッチするのです。
「先生,アサガオの種を描いたら,岩みたいになりました」と担任に話す子。
そうだね,よーく見て,拡大して描くと,小さなアサガオの種も岩みたいになるんだね。
きっと,1年生は愛情を込めて,栽培するのでしょうね。
アサガオと一緒に大きくなる1年生が見られそうです。
    

 5年 きいて,きいて,きいてみよう(5月16日)
5年生は,国語で友だち同士でインタビューし合う活動に取り組みます。
話し手に,どんな質問を投げかけるのか。いいインタビューになるためには,聞き手の力量が問われます。
「話し手の性格が表れるようなインタビューになるといいですね」と指導する教員が話していました。
このためには,最初の質問に話し手が答えた後,その次投げかける質問が重要です。
どんなことを質問したらいいのだろう。
子どもたちは一生懸命考えていました。
「はい,はい,はーい」と盛んに手が挙がり,どんどん発言がつながるような派手な授業ではありません。
しかし,一人一人の子がじっくり考える,いい学びが,ここにはありました。
  

 3・4年 総合的な学習の時間でグループ学習(5月13日)
3・4年生は,総合的な学習の時間で,赤泊の民話について探究しています。
多目的室を覗くと,何やらわいわいと賑やかな声。でも決して無駄口を叩いているわけではなく,子どもたちなりに真剣に話し合っています。
この日は,調べたことをまとめる方法や発信する方法に分かれて,グループで探究していたのでした。
それぞれのグループごとに行っている活動はバラバラです。
でも,指導担当者は,それを強制的に統一しようとすることなく,そして子どもたちの興味関心に基づいた,子どもたちの自由で主体的な活動を促しています。
それにしても,子どもたちの楽しそうなこと!笑い声が響くわけではありませんが,知的好奇心,知的探究心に満ちた学習です。
授業の最後に,指導担当者は各グループに尋ねました。「それぞれのグループでは,次の時間に何をする計画ですか?」。
各グループの代表児童が,次の時間に行う予定の活動を発表していました。
まさに,自分たちで学習計画を立てて,課題解決を図る学び,主体的な学びが展開されています。
   

 5・6年 家庭科でもp4cの理念(5月13日)
5・6年の家庭科は直接/間接指導(直間指導)中でした。5年生は5・6年教室で,6年生は学習室で分かれて勉強していました。
指導する教員が一方の学年を教えているときには,もう一方の学年は自分たちだけで学習を進めています。
最初の2枚の写真は子どもが前に立っていますね。この子たちが学習を進めていたのです。
さて,5年生が取り組んでいた教員が出した課題は「水からゆでる野菜と沸騰した水からゆでる野菜は何か」です。
子どもたちは比較的早く課題を解決しました。でも,「『水からゆでるのは根菜,葉の野菜は沸騰したら鍋に入れる』,はい正解,おしまい」では終わらなかったのです。
途中から子ども同士の対話が始まりました(3枚目の写真)。テーマは,「調理で水の段階からゆでる野菜と沸いている段階からゆで始める野菜の違いは何か」。
とはいえ,きっちりテーマを決めて話合いを始めたのではなく,雑談が自然と全体を巻き込む対話に発展したという形です。
「カボチャは水からゆでた方がいいんだけど,土の中で育つ野菜じゃないよね」「どうして根菜は水からゆでた方がいいのかな」「根菜と言うより,中が固い野菜は水からゆでるのがいいのかな」・・・。
そんな対話をしているうちに,指導教員が教室に戻ってきました。
コミュニティ・ボールは使わないし,円座にもなっていないけれど,子どもたちの間には信頼を基盤にした対話が展開されていました。
p4cの理念が,p4c以外でも表れています。
  

 4年 カマキリの赤ちゃん(記事更新5月13日)
少し前に4年生が拾ってきたカマキリの卵。12日に大量のカマキリの赤ちゃんが生まれたそうです。
4年生曰く「100匹くらいいたと思います」とのこと。あまりにたくさんいるので,屋外に放しに行きました。
すると,それを見ていた1年生が,このカマキリの赤ちゃんを飼いたいと言ったそうです。
初めは1年生と4年生の間で,「これだけたくさんいるんだから,1年生が飼いたいと言うなら少しぐらいいいんじゃないの?」と話が決まりそうでした。
しかし,それに反対する意見が4年生から出され,4年生の中で大論争勃発です。「カマキリの赤ちゃんは全て逃がした方がいい」「飼ったとしても,赤ちゃんは弱いから死んでしまうんじゃない?」という意見に加えて,「NHKのカマキリ先生が『この偉大なコロニーを壊してはならない』と言っていた。絶対自然に還した方がいい」と目を赤くしながら訴える子もいたそうです。
そして,結局自然にリリースすることになりました。
1年生にとっては残念な結果だったかもしれません。でも4年生にとっては,あるいは1年生にとっても,この話合いがどれほどいい勉強になったかしれません。
嬉しそうに話す担任から,この話を聞いた私も目頭が熱くなりました。子どもたちは,しっかりと成長しているなあと感じます。

* 拡大するとカマキリが確認できると思います。苦手な方は,とばしてください。

 5・6年 たたこう館で太鼓体験(5月12日)
この日,5・6年生はたたこう館で太鼓体験をしてきました。
初めは緊張気味だった子どもたちも,インストラクターの方のご指導と,太鼓を叩くことで体の芯までしびれるダイナミックな感覚に,徐々に身体が解放されていったそうです。
たたく度に感じる太鼓の力強いビートと,みんなで一緒に演奏することによって生み出される一体感!子どもたちは酔いしれました。
最後には,大きな太鼓と一緒にみんなでパチリ。
素晴らしい体験となりました。
   

 1年 学校探検のあとの道徳(5月12日)
体験活動と道徳の学習を関連させると,大きな学習効果があります。
この日,1年生は学校探検で感じたこと,思ったことを改めて道徳で取り上げて学習していました。
「そう言えば,毎朝,教務室で挨拶をするとき,6年生の〇〇さんが近くにいてくれるなあ」など,普段気にとめていないことを改めて意識化することで見えてくるものがあります。
また,体験したときに感じたことを思い起こし,言葉に表すことで,体験活動に内包されている道徳的価値を内面化することができます。
また,1年生は体験活動にp4cを組み合わせることで,体験をただの体験として終わらせず,そこからしっかりと学ぶことできるようにも,担任は工夫しています。
写真の子どもたちの様子をご覧ください。
そこには担任の言葉を手がかりに,一生懸命自分自身を見つめる姿があります。
   

 3・4年 地図記号を使う必要ってある?(5月12日)
3・4年生は,指導する教員のために赤泊地区の地図を大洋紙に描きました(最初の写真)。
建物などしっかり描き込まれていてなかなかの出来映えです。学習の成果の一つですね。
さて,この日は地図記号について学びます。
授業の冒頭,地図記号についての概要を聞いた子どもたちに,指導教員はこう問い掛けました。
「今日の授業のめあては,何がいいでしょう?」
うーん,すごい。まさに子どもたちが自分たちの学びを作っています。
子どもたちは,地図記号について学ぶ課題を作り,早速担任の問い掛けを起点として話し合いを始めました。
写真を見ると,発言する子はコミュニティボールを持っていますね(3枚目の写真)。
必ずしも円座にならなくても,p4cの理念を大切にしながら,話合いは進んでいるのです。
「地図記号があると分かりやすい」という意見に,「分かりやすいって,どういうこと?」と教員が尋ねると,そこからさらに話合いが深まりました。
主体的に学ぶ姿が見られています。
  

 歯科検診(記事更新5月12日)
5月11日に歯科検診が行われました。
新型ウイルス感染症のために,歯科検診の実施時期については慎重にならざるを得ませんが,学校歯科医の先生からの多大なるご協力をいただき,実施することができました。
普段学校ではマスクをしているため,子どもたちの口元を見ることができません。
このような歯科検診は子どもの口腔状態を確認するためには,大変貴重で重要な機会となります。
ありがとうございました。
もし治療勧告がお手元に届きましたら,速やかな対応をお願いいたします。

 ツバメの巣(5月11日)
今年も幸せを呼ぶツバメの巣が,校舎に作られました。
4月中から巣をせっせとリフォームしていたツバメの親。
ここ最近は,巣の中でじっとしている親鳥の姿が見られるようになりました。
もしかして卵を温めているのかしら?
近づくと,すーっと飛び去ってしまうので,そっと遠くから撮影しようと試みました。
でもやっぱり飛び立ってしまい,空の巣の写真しか撮影できませんでした。残念。
元気に孵化して,ツバメ一家は幸せになってほしいなあと願っています。
今年も,赤泊小学校にも幸せが訪れそうですね。

 運動会スローガン候補(5月11日)
児童玄関付近には,運動会のスローガン候補が3作品掲示されています。
いずれも5・6年生が各委員会ごとに考えたスローガン候補です。
1 運動会 仲間を信じて 助け合おう   (総務委員会)
2 運動会 力いっぱい 精いっぱい    (図書委員会)
3 運動会 かがやけ自分 子どもが主役   (健康委員会)
いずれも,教育目標やp4cの理念が内包されている,素晴らしい作品ばかりです。
今後,全校の子どもたちと全教職員が一人1票のシールを貼っていき,最多得票の作品がスローガンとして決まります。
最後の写真は,今のところ,それぞれ何票集まっているのかなと数える5年生です。
  

 4年 「辞典」と「事典」(5月10日)
6時間目もあと少しで下校時刻。帰りの支度をしつつ,勉強をもうひと頑張り。漢字の学習です。
みんなが熱心に漢字の書き取りをする中で,2人のお子さんが「先生,同じ『じてん』という読み方なのに,なんで『辞典』と書くときもあれば,『事典』と書くときもあるんですか?」と尋ねました。
このような問いをもつなんて本当に素晴らしい。
この時,担任はどう答えたのでしょうか。やっぱりすぐには答えを言わないんですねえ。
曰く「おー!ほかにも興味がある人がいるかもしれないから,国語辞典で調べてみたら?」。
この言葉を聞いた2人は国語辞典がある場所に猛ダッシュ!首っ引きになって調べた結果,「先生,つまり辞典と事典では,載っていることが違うのです」と嬉しそうに話していました。
これを聞いた担任も嬉しそうに拍手をし,ほかの子どもたちにも話を広げました。
疑問に思ったこと,「問い」をそのままにせず,疑問を疑問として追求しようとするのは,重点目標「問い続ける」「ともに学ぶ」の具現化された姿です。
力が着実についています。
  

 2・3年 言われて嫌なこと,されて嫌なこと(5月10日)
2・3年教室を覗くとp4cの真っ最中。子どもたちは熱心に友だちの話を聞いています。
この日の議題は「言われて嫌なこと,されて嫌なこと」です。
道徳で,良好な人間関係につながるコミュニケーションについて学習していたのでした。
子どもたちは,日常生活での体験を踏まえて考えを話しています。
一人の子が話すたびに,「そうだねえ」とか「私も,それ嫌だなあ」など口々に感想を呟いていました。
しっかりと話を聞いているからこそ,このような友だちの意見を尊重した呟きが生まれるのでしょう。
「以前,家の人と車で出かけたときに,家の人が嫌な目にあったんだけれど,それが嫌だった」という話には拍手も沸き起こりました。
家の人とはいえ,他者の立場に身を置いた友だちに対する尊敬と称賛の拍手です。
「僕も○○さんと似ているんだけれど・・・」などと,前の発言につなげる発言も多数。
p4cの最後に担任から感想を求められると,「自分も嫌なこと言っちゃってることがあったなあと思いました」などと反省の弁を述べる子も。
教員のお説教によってではなく,友だち同士の話し合いの中でよりよい人間関係を築こうとする子どもたちに大きな拍手を贈りたいと思います。
p4c後,子どもたちは自分の腕を水平に上げて自己評価をする場面。
担任が「今日のp4cで友だちの話をよく聞けた人は?」「自分でよく考えて話した人は?」などと質問すると,みんな手を思い切り上げていました。
   

 1年 校長室探検(5月9日)
前回に続き,第2回目の校長室探検となりました。
今回は希望する子のみということで,3人の猛者が集まりました。
金庫の中を覗いたり,棚に飾ってあった金メダルを首に掛けたり,絵画を見上げるようにして鑑賞したりとマナーよく探検してくれました。
他のグループの子たちは体育館のステージ脇や体育用具室の探検に出かけているそう。確かに,あそこもそそりますものね。
こうして,学校の中の秘密を暴いていく,いや失礼しました,秘密を探っていくって,楽しいものですね。
最後の写真。子どもたちが出かけた後の教室の黒板には,平仮名の「こ」と「い」を学習した跡が残されていました。
♪「あいを止めないで」ほしいですが,「こい」は止めるのがいいのです,ははは。
  

 グラウンドの草取り(5月9日)
この日の清掃は,屋外清掃でした。
運動会を前にしての,グラウンドの草取り作業です。
全校の子どもたちが一生懸命草取りをしていました。
ご覧ください,一輪車に積んだ除草の量を!
こんなのがゴロンゴロンです。
子どもたちみんなの成果です。
   

 5・6年 世界の気候帯(5月9日)
5・6年教室を覗くと,社会科の学習をしていました。
世界の気候帯について,大写しされた様々な国の画像を元に学びます。
まずは,日本の桜の風景。これはいつの季節でしょう?「春です」。はい正解。
次は,難しいですよ。雪に覆われたフィンランドの写真。これはいつの季節のものでしょう?
さらに,サウジアラビアの写真。これはいつの季節でしょう?この後,マレーシアの写真も登場しました。
子どもたちの予想はほぼハズレ。正解が発表されると,教室内にどよめきが起こっていました。
この後,温帯に属する日本には四季があることを担任から説明がありました。
驚きと納得のある授業。担任の教材準備も冴えます。
(答え:フィンランド10月,サウジアラビア1月)
  

 2年 ついに解決編!(5月9日)
解決する前にゴールデンウィークに入ってしまったものですから,国語のたんぽぽバラバラ事件はこのまま迷宮入りするのかと危ぶまれました(4月25,27,28日の記事参照)。
ところが,子どもたちはそんなことを許しません。
ゴールデンウィークが明けた初日から,子どもたちは担任に迫っていたそうです。
曰く「先生,あれどうするのですか,あれを。いつやるんですか?」。「あれ」とは,もちろん,たんぽぽバラバラ事件です。
うーん,気になって気になって仕方がなかったって感じでしょうか(連休中も?)。
5時間目,満を持して捜査再開です。
今回は黒板前のテーブルにこども捜査班が集まって,コミュニティボールをやり取りしながらp4cで解決に臨みました。
最後の決め手は,教材文中の指示語が何を指しているのかでした。
そして,ついに事件解決。見事正しい順番に並び替えることができました。
写真を見ると,子どもたちの立ち位置がそれぞれ変わっていますね。議論しているうちに,自分にとって聞きやすい場所,説明しやすい場所に自由に動いていたのです。
すごいね,2年生のみんな。
おめでとう,2年生のみんな。
最後は,喜びのポーズで,パチリ!
この後一言。「先生,もうバラバラにしちゃダメですよ」。ははは。
  

 JRC登録式(5月6日)
JRCと言うのは青少年赤十字(Junior Red Cross)のことを指します。
赤泊小学校はJRCの加盟校です。
この日の児童朝会は,例年行っているJRCの登録式でした。
新型ウイルス感染症対策のため,総務委員会による放送のもと,各教室で子どもたちは参加しました。
JRCの態度目標は「気づき,考え,実行する」とされています。
最初の写真は,放送前に子どもたちだけで打合せをしている様子です。
また,最後の写真は,総務委員の子が放送するとき忘れないようにと紙に書いて持っていた「誓いの言葉」です。
自治的・自律的に会を運営した総務委員の皆さん,ありがとう。さすがだと思います。
全校の子どもたちは,各教室でしっかり式に参加していましたよ。
   

 3年国語 春ってどんな季節?(5月6日)
教室を覗くと3年生がp4cをしていました。
国語で「春ってどんな季節?」を課題に話し合っていたのです。
最初は「夏と冬の間の季節」「だんだん暖かくなっていく季節」などの意見が出されていましたが,話合いが進むにつれてだんだんと深くなっていきます。
「雪が溶けて,見えなかった自然が見えるようになる」「花とか,魚とか虫とかがたくさん出てくる」「みんなが活動的になって,子どもたちが体を使って遊ぶようになるから,けがとかが増える」などの意見も出されます。
「作物が増えてくる」という意見に対しては「え?作物は減って行くんじゃないの?」という対立する意見も出されました。
これらを受けてか,「農作業が大変になってくる」と発言する子も。
p4cを重ねていくにつれ,前の子の発言からインスピレーションを受けて発言が見られるなど,意見が響き合ってきているなあと感じます。
  

 1年 タブレットを使っての学習(5月6日)
1年生がタブレットを使って勉強していました。
タブレットを起動して,自分のアカウント(それもアルファベットも含んでいます!)を入力して,ログインして,インターネットに接続します。
さらに,NHKのWEBサイトにアクセスして,そこから「NHK for school」にジャンプ!様々な動画を見て楽しみました。
1年生でもここまで出来るんですね,すごい。
文部科学省が進めている「個別最適な学び」のために,大きなツールとなるのが一人一台の学習用端末(タブレット)です。
これを文具のように使いこなす力が子どもたちにつくことによって,学びの可能性は飛躍的に伸びると考えています。
こうして,楽しみながら力をつけることができるよう,指導を重ねます。
(もちろん,アナログで学ぶ方がいい場合には,アナログで学ぶなど,子どもの状況や学習内容に応じて使い分けます。)
 

 環境整備(5月6日)
子どもたちの学習環境整備および遊びの環境整備のために,庁務員さんと介助員さんが汗を流してくださいました(本当に汗びっしょりになっていらっしゃいました)。
手際よく作業される姿に,思わず「すごいなあ」と声が出てしまいます。
この後,先日耕していただいた教材園の畝づくりとマルチシートかけもしてくださいました(こちらは教頭先生も汗を流してくれました)。
ありがとうございます!
 

 4年 グラフから読み取れること,想像できること(記事更新5月2日)
4月27日,4年生は算数で折れ線グラフの読み取りについて勉強していました。
新潟とオークランドの年間の気温の変化を表したグラフを元に学びます。
するとあるお子さんが,「先生,これだから新潟は米作りに適しているのですね。稲は暑い地域で育つ植物だから,気温が20℃以上じゃなければダメなんです。」と発言しました。
グラフを正しく読み取り,さらにそこから考えを広げたこの発言を認め褒めると,他の子たちも自分も何か読み取れることがないか,俄然やる気になります。
すると,「ニュージーランドは,7月や8月でも暑くないんですね。逆にクリスマスが気温20℃にまでなってます。温かいクリスマスなんだなあ。」「でも20℃が最高だから,温かいことは温かいのだろうけど,海で泳ぐには肌寒いですね(隣のオーストラリアは水泳のメダリストがたくさんいるのに)。」などの発言が続きました。
身の回りの事柄,日常生活と関連づけて読み取るというのは,まさに生きた学びを生み出す力,生きてはたらく力と言えるのではないでしょうか。
現在の日本では,資料の読解力と活用力を育成するのが,教育上の大きな課題となっています。
このように,グラフから様々なことを読み取り,そしてそれを楽しめているなんて,いい勉強していますね。

 1年生を迎える会(5月2日)
新型ウイルス感染症対策のため,延期していた1年生を迎える会。この日,ようやく実施にこぎ着けました。
5・6年生が中心となって企画運営し,2~4年生も何かしら運営に関わったこの集会。みんなで1年生を歓迎しました。
1年生へのインタビューや縦割班対抗のゲーム(背中に文字を書く伝言ゲームや王様じゃんけん)など,内容に工夫が凝られさていました。
また,1年生が座る椅子は1年生の体に合わせて,横に倒し低くするなどの心遣いも。
短時間でしたが心温まる時間をみんなで共有することができました。
1年生が退場する際には,紙吹雪が舞いました。
その後,1年生が退場し終わった途端に,全校の子どもたちがものすごい勢いで紙吹雪の後片付けに突入しました。
教員が指示しなくても,子どもたちが自主的に後片付けをするなんて,それも我先にと率先して行うなんて,本当に素晴らしい。
素敵な姿がここでも見られました。
      

 運動会応援団 結団式(5月2日)
5月28日(土)の運動会まであと1か月足らず。すでに,運動会に向け動き出している子どもたちがいます。
この日,1年生を迎える会の後に,運動会の応援団結団式が行われました。
まずは応援団員の自己紹介。
そして赤白の両団長の初対決!じゃんけんで勝った方に,運動会当日の応援合戦で応援を披露する順番を決める権利が与えられます。
結果は・・・赤の勝ち!赤組は後攻を選択しました。
どのような応援合戦になるのでしょうか。今後,応援団が集まって自軍の応援について考えます。
がんばれ赤,がんばれ白!